BOOK「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 12」

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ
(第12巻)
鈴木大輔著
イラスト:閏月戈
(MF文庫J:600円+税)
※古書を購入

昨年1月に、4年ぶりにこの完結巻が出たことは知っていた。しかもすこぶる評判が悪かった。お金を出してまで読む必要があるかと迷いながら忘れていた。たまたま古本屋で見つけて、180円ならいいかと思って購入した。
リリアナ祭・・・一応、佳境に入っていたのでそのおさらいから。内容はともあれ、完結巻を出したということは評価したい。ここまで積み重ねて織りこまれてきた伏線のいくつかは完全に放置され、とりあえずこの先は書かないという宣言に等しい内容ではあったけれど・・・。
最後の最後、完結巻が出ないラノベシリーズはいくつもある。作家にも出版社にもいろいろ事情があるだろうとは思う。でも、読者としては未完のままになるのは釈然としない。ずっと、ライトノベル出版のビジネスモデルに不満を持ってきたけど、こういう投げやりな完結巻を読まされて、少し考えを新たにした。
<完結>

BOOK「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 11」

onichandakedo11.jpgお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(第11巻)
鈴木大輔著
イラスト:閏月戈
(MF文庫J:580円+税)
※古書を購入

結論から書こう。・・・ぜんぜん完結していなかった。
完結していないことを確認もせずにまとめ買いして、確認しないままに読み始めて、ここに至ったのはすべて私自身の責任だけれど・・・最後の最後に裏切られたという感じは否めない。
表紙カバーが見慣れないキャラだった瞬間からイヤな予感はしたんだ。物語は佳境に入って、一転してシリアスな展開。でも、続きが出ないんじゃ意味がない。
この第11巻が出たのが2014年3月だから、1年半ほど続巻が出ていない。作者がギブアップしたのか、思っていたほど売れていなくて打ち切りになったのかは知らないけど・・・。もちろん、しばらくしてひょっこり続巻が出るなんてがあるのかも知れないけど・・・まあ、そういう話はめったに聞いたことがない。
ライトノベルではこの手のことが多すぎる。どうにかならないものだろうか。
【追記】
2019年1月末、amazonの広告メールで、第12巻が出たことを知った。実に4年ぶり続巻。こんなこともあるのかと思うほど珍しいケースだけど・・・何らかの事情があったのだろうけど、すこぶる評判が悪い。完結巻らしいけど・・・。

BOOK「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 10」

onichandakedo10.jpgお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(第10巻)
鈴木大輔著
イラスト:閏月戈
(MF文庫J:580円+税)
※古書を購入

前の第9巻のお仕舞いで、アナスタシアの爆弾発言。銀兵衛の次はアナだったか・・・一応、ちゃんと完結に向かって進んでいる手応えを感じた。
でも、安心はまだ早い。最後の1巻が出なくて未完のままのラノベって、いくらでもあるんだから^^;; と、完結に向かっていると思ってこの第10巻を手にしたら、表紙カバーに見慣れないメガネっ娘が・・・。まさか、このタイミングで新キャラかと不安になった。
一つひとつ結論を出すことなく、なし崩し的に結論を持ち越したまま、新学期がはじまった。珍しく学校行事を舞台として学校祭のお話。

学校祭実行委員長・十乗寺君佳という予想外の爆弾が投入されたけど、ラブコメ要素では結論を出す段階まで来てしまっている。そして、秋人が抱える姫小路家と姫小路家との確執にも動きがあり、完結に向かっている気配。だけど、本当に残り1巻で完結できるのか・・・とってもイヤな予感がする^^;;

BOOK「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 9」

onichandakedo09.jpgお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(第9巻)
鈴木大輔著
イラスト:閏月戈
(MF文庫J:580円+税)
※古書を購入

第7巻、海の家での銀兵衛の続き。・・・秋人が異常に強気で、いままでとは違うキャラのような顔を見せた。意外に鬼畜な側面を持っているのかも知れない。ラブコメとしての核心的展開になるのかと期待していたけど、やはりというか、煮え切らない流れに・・・。前巻で銀兵衛のエピソードを挟んだ理由はなんとなくわかったけど。
そしてそのままアルバイトを続行。夏祭りの浴衣回になってしまった。浴衣を着て、ヒロインそれぞれが持ち回りで秋人とデートという・・・ハーレム型のラブコメではやってはいけない展開で、似たようなことの繰り返し^^;;

ブラコンネタが種切れになったのか、最近出番が少なくなった秋子・・・極度のブラコン・ヤンデレは変わりないけど、なんとなく秋子がいちばんまともなキャラなんじゃないかと思える瞬間がある。しかも、読み手は、秋子が血のつながりのない妹だと知っているわけだから。

BOOK「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 8」

onichandakedo08.jpgお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(第8巻)
鈴木大輔著
イラスト:閏月戈
(MF文庫J:580円+税)
※古書を購入

前巻、海の家での続き、銀兵衛との続きが気になるところだけど・・・またもやこの巻も短編集。
本編に組み込んでもいいような内容なのに、どうして短編化しているのだろう? まるで、事前に用意してあった予定稿のようなニオイがする。
とはいえ、この短編集の中心も銀兵衛。秋人と銀兵衛の遊園地デート。そして、秋人との最初の出会いを振り返ったお話。つまり、秋人が銀兵衛のことを、男の子だと思っていた時のエピソード。

このシリーズ、読みはじめた頃から、どういう結末が可能なのかと想像しあぐねていた。そして、この巻を読んでいて・・・ふと、バッドエンドなんじゃないかと・・・何がどうしてということじゃないんだけど、漠然とそう思ってしまった。まあ、第11巻で、本当に完結していればのことだけど・・・^^; 完結していないことを知りながら読み進めるのは辛いので、確認はしていないけど。

BOOK「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 7」

onichandakedo07.jpgお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(第7巻)
鈴木大輔著
イラスト:閏月戈
(MF文庫J:580円+税)
※古書を購入

第7巻にしてようやく夏休みに入った。日常生活を綴った小説とはいえ、1学期の学校行事はほとんど描かれることなく、さらには全員が生徒会役員でありながら、生徒会が何をしているかもぜんぜん描かれてこなかった。というか、ここまで何か出来事があったのかと振り返っても、何も思い出せなかったりする^^;
そういう意味では、みんなで海の家でのアルバイトというのは初めてのイベントらしいイベントかも知れない。・・・良家のお嬢様たちの割には庶民的なイベントだけど。

もうひとつ、ストーリー的な展開としては、秋人が書いている小説の実態が明らかになったこと。秋人自身が作中で言っている通り、完全にワンパターンな展開^^;; ページ稼ぎとしか思えないやり口だなと思いながら読んでいたら・・・一気に急展開。ようやく、ラブコメとしての本筋が動きはじめたようだ。

BOOK「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 6」

onichandakedo06.jpgお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(第6巻)
鈴木大輔著
イラスト:閏月戈
(MF文庫J:580円+税)
※古書を購入

この巻は短編集・・・らしい。いままでの本編が時分刻みのエピソード集のような感じだったので、それとどう違うのか今ひとつはっきりしないけど、共通しているのは、特別なにかのストーリーがあるわけではないと言うこと。回想シーンなどを織り交ぜながら、いつも通りに日常生活が淡々と進んでいるだけ^^;;
あとがきによると、このタイミングでアニメ化が決まったらしい。アニメ化されることで、原作者にどの程度の負荷がかかるのかは知らないけど、アニメ化以降、往々にして原作がグズグズになることがある。この小説はどうなっていくことやら・・・。