アニメ「されど罪人は竜と踊る」


されど罪人は竜と踊る
(全12話/2018年)
かつて、原作の小説を読もうとして古本を購入したけど、途中で読むのを断念した。冒頭で初期設定を知らせず、世界観や背景情報をなんら知らせず、いきなり読者を放り出したままシーンを展開していく乱暴な構成。登場人物がクソみたいな人間で、なにかと戦っていることしかわからない。はっきり言って、読者を無視したクソ文章で、付き合いきれずに放棄した。
あの偉そうな小説がアニメ化された。当然、アニメの方が理解しやすいのだろうと思って見てみたけど、こんなチープなストーリーを描くために、あんなに大層な文章だったのかと、いまさらながらに驚いた。陳腐な初期設定と世界観、しょぼい戦闘、腐った人間関係、読まなくて正解だった。
アニメは見たままなので、小説のような不親切さや自分勝手さはあまり感じなかった。でも、アニメとしては凡庸な出来だった。

BOOK「されど罪人は竜と踊る」

saredozainin001されど罪人は竜と踊る
浅井ラボ著
イラスト:宮城
(角川スニーカー文庫:619円+税)
※古書を購入

けっこう以前に購入し、何度か読みはじめたけど・・・老眼には厳しいフォントと角川文庫特有の濃度が低い印刷。やたらと体言止めを連発する文体は、最初の数ページで馴れたけど、読者をこれでもかというくらいに置いてきぼりにするマスターベーション的な文章についていけずに放置していた。
巨大竜なんていうのが生息し、竜退治などが職業的に行われている世界の物語だけど、勇者や魔法使いなんかが出てくる、いわゆる「ファンタジー」ではない。現代社会とは違うけど、それなりに進歩した文明社会を背景にしている。
ただし、魔法なのか超能力なのかわからないけど「咒式」とかいう能力が存在し、荒唐無稽な威力を発揮する。化学式やら波動関数やら量子定数やら、細々と理屈づけているけど、読んでいてちょっと鬱陶しい^^;;
saredozainin_allおまけに登場人物のすべてが人格破綻者ばかり。性格異常というか狂気というか、誰一人としてまともな人間が出てこない。かなりシビアで残酷な世界観を描いているけど・・・これは、かなり元気なときじゃないと読めないな。
文体に馴れるためには一気に通して読んだ方が良いのだけど・・・果たして、続巻を読むことはあるんだろうか? 全巻まとめ買いしてしまったんだけど^^;;