BOOK「吸血鬼に彼女役を頼んだ結果→とんでもないことになりました」

吸血鬼に彼女役を頼んだ結果→とんでもないことになりました
すえばしけん著
イラスト:LENA[A-7]
(一迅社文庫:590円+税)
※古書を購入

このラノベ、偶然見つけたけど・・・なぜか、「すえばしけん」でamazonを検索しても出てこない。一迅社文庫って古本屋ではほとんど見かけないけど、amazonですら存在感が薄いのか?
異世界から転生してきた多種多様な「OS(アウトサイダー)」が、人間に交じって普通に暮らす社会。高校生・真城大河・・・人間ではあるけれど、特殊な生態エナジーをもつ特殊体質で、いつも女性のOSに言い寄られ悪目立ちしていた。そのせいで、女癖の悪い極悪非道の不良と周囲からは思われている。
ある日、大河は美少女吸血鬼・リーゼロッテを助けた。そして、この世界でかくまう条件として、リーゼロッテは大河の恋人の振りをすることになった。しかし、リーゼロッタはあちらの世界ではとても重要な存在で・・・。
久留須舞亜、犬伏日和子、鳳龍院千登里とかいろいろ出てきて・・・かなり面白く読んだけど・・・ひと捻り多すぎるというか・・・設定と登場人物を説明するだけでけっこう大変。まだキャラも使いきれていないのに、続巻が出なかったのが残念だ。すえばしけんは好きな作家なんだけど・・・今ひとつヒット作に恵まれていない。この作品も、この巻だけで終わってしまったようだ。

BOOK「ラエティティア覇竜戦記 2 持たざる者の剣」

ラエティティア覇竜戦記
2 持たざる者の剣

すえばしけん著
イラスト:津雪
(HJ文庫:648円+税)
※古書を購入

前巻あとがきの予告通り、幼女が二人になったけど・・・メインはヒカリだけ。ヒカリの出番はずいぶん増えた。
本来、トウヤは他国に降臨した神王であったが、放逐されてラウルス国に流れ着き、ここで神王となった。連れのヒカリの正体は、精霊竜であり、精晶炉の中の人だった。《黒の神王》率いるマグノリア国は脱落したので、今回は北の隣国、《蒼の神王》ユウリと司祭リナのティリア国。トウヤは、精霊竜を解放しようとしたが、決意を示すためにティリアの神王を討てと、難題をふっかけてきた。そこで交渉は失敗・・・。
結局、戦争にはならずに勝負は付くわけだけど・・・また賭博。賭博好きの神王という設定だけど、他作品『賭博師は祈らない』を読んだ後だと明らかに見劣りしてしまうな・・・。
大陸のすべてを制圧し、精霊竜をすべて解放して、たぶん、神々の遊戯をぶっ壊すところまでいく予定だったのだろうけど・・・残念ながら続巻は出ていない。

BOOK「ラエティティア覇竜戦記 神王のゲーム」

ラエティティア覇竜戦記
神王のゲーム

すえばしけん著
イラスト:津雪
(HJ文庫:638円+税)
※古書を購入

2014年に出たラノベ。翌年、第2巻が出たけど、それで打ち切りになってしまったらしい。続巻が出ないとわかっている作品を読むのは・・・こころ躍る要素がひとつもない。
5柱の神がそれぞれ5つの国に代理人として《黒》《蒼》《紫》《紅》《白》の神王を降臨させ、聖戦を戦い、勝ち残った神が《裁定の剣》に認定され、新たに出現した中層の新世界の権利を得る・・・。こうして聖戦がまじまった。ところが、ラウルス国だけ、神王《紅の神王》が行方不明になっていた。ラウルス国を取り仕切る「ラウルスの聖女」ことラシェル祭司長は、その事実をひた隠しにしていた。
刺激が欲しい賭博好きのチンピラのトウヤは、本物の《紅の神王》からもらった王笏を持ち・・・トウヤは《紅の神王》を騙って神王に成りすます。ラシェルも渋々、共犯として認めることになった。伏線だろうけど・・・トウヤは、竜人の幼女・ヒカリを連れている。表向きの立場は奴隷。すえばしけんの小説では、小学生くらいのヒロインが活躍するのがお約束なんだけど・・・終盤まで活躍の場はない。活躍というか、ネタばらしというか・・・。
当面の敵は、西方で国境を接する《黒の神王》率いるマグノリア国。
とりあえず、第2巻までは続く・・・。

BOOK「仮面魔女の解放戦記 2」

kamenmajo02仮面魔女の解放戦記(レジスタンス) 2
すえばしけん著
イラスト:マニャ子
(GA文庫:630円+税)

前巻の流れから、秋輔のまわりには『仮面の魔女』ことカティア、秋輔とは本来敵対する勢力のテロリスト雪火、帝国から寝返ったマリカが主戦力として集った。まだ互いの信頼感はないけど、当面の利害関係は一致している。カティアは魔術師としては見習いだけど、急速に成長している。この作者が書く幼いヒロインに共通の特性のようだ。
第2巻なのでふつうに当然のことだけど、新キャラの登場。秋輔の師匠の魔術師『青玉』こと樹神亜梨朱。そして、カティアの従姉妹エルシーリア姫。二人とも、完結までのキーマンになりそうな感じ。このシリーズの魔道師は、それぞれの『誓約』に縛られ、その実現のために手段を選ばないという設定。他のラノベの魔術師との違いがここにあるけど、ようやくその性質が理解できた。それにしても、秋輔の師匠・亜梨朱って、難儀な設定にしたものだ^^;;
作者すえばしけんに印税が入り、続巻が出るのを応援するために、このシリーズは新刊のリアル本を購入しているけど第3巻はいつ出るのだろうか? ・・・やっぱり、完結してから古本をまとめ買いのほうが、待たされることもないから性に合っているのかも・・・。

BOOK「仮面魔女の解放戦記」

kamenmajo01仮面魔女の解放戦記(レジスタンス)
すえばしけん著
イラスト:マニャ子
(GA文庫:610円+税)

大ヒット作はないけれど、いつも安定した力で、全7~8巻程度のお話を完結まで書き上げているすえばしけんの新作。今回は新刊で読んでいくことにした。イラストは「ストブラ」のマニャ子だし・・・打ち切りにならないことを期待しよう。
最近、死んだら異世界に召喚されて・・・というのが流行っているらしいけど、現代日本の魔術師・秋輔が異世界に転移してしまった、というお話。わたしは、すえばしけんは幼女好きではないかと疑っていて・・・いつもヒロインの年齢が低いけど、今回は14、5歳。血塗れのカティア、亡国の王族の生き残りで、侵略軍に追われている立場。
以前読んだすえばしけんの「スクランブル・ウィザード」同様、このヒロインも魔術師見習い。主人公とは師弟関係で・・・すえばしけんはこういう設定が好きらしい。魔術の仕組みとか、細かい話を説明するのには都合の良い設定だろうけど。
第1巻とナンバリングはないけど、初巻のみでのとりあえずの結末もなく、当然のごとくといった感じで次巻に続く。

BOOK「ひきこもりの彼女は神なのです。8」

hikikomorino008ひきこもりの彼女は神なのです。(第8巻)
すえばし けん著
イラスト:みえはる
(HJ文庫:619円+税)
※古書を購入

前巻で、天人が神様の仲間入りをし、てとらさんの力がかなり弱まる事態に。佳境に入ったはずだけど、神同士の派手な戦闘ではなく、けっこう地味な陰謀からはじまった。第6巻で実尋市に連れてこられた果乃やら、奏、蛍と翔馬が再登場。キャラ総出だけど、舞台が分散して同時進行しているため、今ひとつ盛り上がりに欠ける。まあ、この小説は、正面切った戦闘より、どんでん返しにつながる陰謀の方が主体なんだろうけど・・・。
でも、同じ手法を3巻連続で展開するのは、どうなのかな。しかも、最後のどんでん返しがいちばんぬるいというか、見え見えの展開だったし・・・。作家のすえばしけんは、文章力は今ひとつかも知れないけど、構成力が高く、安定感のある作家だとは思うけど・・・このシリーズは第3巻がピークだったかな・・・。
<完結>

BOOK「ひきこもりの彼女は神なのです。7」

hikikomorino007ひきこもりの彼女は神なのです。(第7巻)
すえばしけん著
イラスト:みえはる
(HJ文庫:638円+税)
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亜夜花の父神・氷室結との決着を付けるべく、天人との間でゲーム仕立ての勝負がはじまった。結と天人では、力量に差がありすぎて、直接的な戦闘では勝負にならないから、ゲーム仕立てなのは仕方がないけど、ちょっと回りくどい仕掛け・・・。
そう思いながら読み進んだけど、これだけ回りくどい展開にするからには、この作家の場合、終盤に大きなどんでん返しがあるのだろうと推測が出来てしまう^^;; 内容までは推測が出来ていなかったけど、推測通りにどんでん返しはあった。
次巻で完結・・・のはず。

BOOK「ひきこもりの彼女は神なのです。6」

hikikomorino006ひきこもりの彼女は神なのです。(第6巻)
すえばしけん著
イラスト:みえはる
(HJ文庫:619円+税)
※古書を購入

まだ夏休み終盤。夏になってから、暑さにもかかわらず亜夜花は積極的に外出していて、ひきこもりキャラから虚弱体質キャラに変わってしまった気配^^;; キャラがブレてきたというのではなく、進歩してきたというべきなんだろうけど・・・こんなにダメダメなヒロインでいいのかと・・・。
わざわざ亜夜花を背負いながら、天人の実家まで奏を連れて帰省した天人。・・・この巻は新キャラを追加して、実尋市の外でのお話がメイン。ひきこもりだから仕方がないのだろうけど、亜夜花を活躍させようとすると、こんなに面倒な設定が必要になるのか・・・^^;; その上、最後のいちばんいいところは寮長のてとらに持って行かれてしまうし。
並行して、この巻から、亜夜花の父神の話がはじまった。前巻で軽く前振りがあったし、今後、大きな問題に発展してエンディングまでいきそうな気配。