BOOK「仏教学校へようこそ」

zip_rar仏教学校へようこそ
わかつきひかる著
イラスト:犬江しんすけ
(HJ文庫:619円+税)
※古書を購入

ネットで古いラノベ作品を探していて、偶然、「わかつきひかる」という作家を知った。Wikiを見ると、ライトノベルや一般小説だけでなくジュブナイルポルノ、官能小説まで幅広く執筆している。しかも、意識していなかったけど、ジュブナイルポルノをすでに2冊読んだことがあった。
高原大和が、二次募集で辛くも滑り込んだ宝鳳寺高校は仏教系高校。入学式と灌仏会(花祭り)が合同で行われ、初日から驚かされたものの、普通科なので、ふつうの高校生活を送れると信じていた。同級生には、幼なじみの寺の娘・亜由子、華道の家元の娘・山之坊撫子、金髪碧眼の留学生・アラン、ギャルのアリサ、ロリショタのメガネ・美穂、理系少年の鈴木くんなどバラエティに富んでいる。
基本的に、仏教と奈良市あるあるネタの華道部ものラブコメ。授業には華道の他、茶道、薙刀、仏教学がある。クラスメイトに家元の娘がいるし、授業と部活で花を生けるシーンが出てくる。宝鳳寺高校の茶道部は体育会系だという。わたしも大学で体育会系のような茶道部に入っていたので、どんな部活なのかなんとなくわかる。
ふつうに読めるラノベで、本として良い内容だと思う。・・・ラブコメとして面白いかは、好みが分かれるところかもしれないけど、けっこう面白く読んだ。

BOOK「クリスティナ戦記 奉仕の姫騎士と国境の商人」

クリスティナ戦記
奉仕の姫騎士と国境の商人

わかつきひかる著
イラスト:うるし原智志
(美少女文庫:680円+税)
※古書を購入

小説そのものではなく、イラスト担当が「うるし原智志」だったので読んでみることにした。基本的にはエロ小説なので、エロシーンのイラストが多い。本文に付けられた挿絵は、あっさり描かれた線画のみ。手抜きとはいわないけど、もう少し完成度を上げて欲しかった。
戦争に敗れたリモージュ国のクリスティナ王女殿下が、戦勝国に嫁ぐことになった。しかし実際は、性奴隷としてハーレムで陵辱されることを意味していた。しかし、輿入れの途中、野盗に襲われ、居合わせた商人に保護されたが・・・商人集団の団長リオンの私物として、奴隷調教されることになってしまった。影武者の遺体がそのまま王女として埋葬され、クリスティナは死んだことになっていた。
クリスティナはリオンの奴隷として仕えながら、商売を学んでいく・・・。貸しドレスというのは、いまでいうとキャバ嬢相手の商売と同じ発想^^; 国王による奴隷売買が行われようとし・・・結局、クリスティナは兄の国王を殺し、女王として即位することになった。リオンはクリスティナとの結婚を前提に官吏になった。
一応は単純なストーリーがあるけど・・・鬼畜路線に行くかと見せかけ、純愛路線を進んだ。エロシーンはナナメに読み飛ばせるから、あっという間に読み終えた。

BOOK「My 妹(マイマイ)」

mymyMy 妹(マイマイ)
わかつきひかる著
イラスト:みやま零
(美少女文庫:Amazon:700円)
※Kindleを購入

世の中には、「ジュブナイルポルノ」なるジャンルがあるらしい。かつて、「ライトノベル」の黎明期に、「ティーンズ文庫」とか「ジュブナイル小説」などと呼ばれることがあったけど、その名残のような呼称だろう。「美少女文庫」は、「フランス書院」というエロ小説出版社のジュブナイルポルノ専門のレーベル。他社にも同じようなレーベルがある。
でも、基本は「ポルノ」なので・・・お兄ちゃんが妹をやってしまう。ただやるだけではなく、性奴隷化してしまうというような・・・東京都が怒り狂いそうなお話。
最近は、ふつうのライトノベルでもエロばかりを売りにしている作品が増えているし、性行為があるかないか、性行為をどこまで具体的に描くか描かないかの違いしかないらしい。
で、この小説を読んで思ったことだけど・・・わざわざ性行為のシーンを書かなければいいのに、ということ。