BOOK「アサシンズプライド 5 暗殺教師と深淵饗宴」

アサシンズプライド
5 暗殺教師と深淵饗宴

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:620円+税)
※古書を購入

前巻、クーファがセルジュ=シクザール公爵の影武者を務めている間、ロゼッティは郷里に帰省していた。その用件はお見合い話。結婚話を断るためにロゼッティがついたウソは、結婚相手がいてすでに同棲している・・・。そしてクーファに「結婚して!」といいだし・・・期間限定の偽装結婚。メリダとエリーゼは嫉妬のあらし。ということで、今回はロゼッティのターン。ようやくロゼッティがヒロインらしい扱いを受けた。
学院の研修旅行の出発日、何者かが襲撃し、ロゼッティの父・プリケット侯爵・賢人ブロサムが現場のマナを調べた結果、クーファに疑いが・・・。学院の一行は、地底の町《シャンガルタ》を調査する研修に出かけた。メリダのこころの中に響いた不快な声・・・蒼焔の氷王・・・。再び事件が起き、ロゼッティが死んだ(そんなわけないけど)・・・エリーゼも意識を失った。一人で洞窟の奥に逃げ込んだメリダが発見した研究資料には、セルジュ王爵と賢人ブロサムの陰謀が・・・。
前半だけで、急にいろんなことを一度に仕込んで、ぎゅう詰め状態。後半はいろいろタネ明かし・・・同時に初期設定の補強。ランカンスロープのナクアはやっつけたけど・・・セルジュ王爵側の問題が残された・・・。

BOOK「アサシンズプライド 4 暗殺教師と桜乱鉄道」

アサシンズプライド
4 暗殺教師と桜乱鉄道

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:600円+税)
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セルジュ=シクザール公爵に、クーファの所属が白夜騎士団であることが知れた。でも、これは本当に和解なのか? 改革派との対立構造とか・・・解消したのか?
セルジュ公が王位に就く巡王爵戴冠式にメリダとエリーゼが招かれた。その途上、セルジュ公が聖石と聖剣を探索する巡礼の列車にメリダとエリーゼが乗り合わせ・・・空を飛行する謎の賊がセルジュ公を襲撃。しかし、列車にはセルジュ公の影武者・クーファが・・・。
その結果、本来の護衛たちがいなくなってしまうし、メリダとエリーゼがメイドとしてクーファに同行することに。でも、そのいきさつが雑すぎる。この作品、たまに強引で納得できない展開になることがままある。おまけに、一般の民衆がやけに馴れ馴れしいというか・・・。
クーファたちは聖石を求めて、鉱山都市ディオデルテに入り、聖石を集め、帰還の途中で再び襲撃を受けた。お家騒動のとばっちり。でも、強硬派のギブソンの理屈が意味不明。影武者を襲撃し、人質に死人が出たからといって、本物の王爵が逃げ隠れして権威が下がるものだろうか・・・論理が理解できない。
ランカンスロープという外敵ガイルという設定だった。狭い学園内の事件ばかりで、忘れていた。

BOOK「アサシンズプライド 3 暗殺教師と運命法廷」

アサシンズプライド
3 暗殺教師と運命法廷

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:620円+税)
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メリダの位階がパラディンではないとバレた。つまり、公爵家の血をひかない不倫の子であるということ。ただし、明確な証拠がない。セルジュ=シグザール騎士公爵を筆頭とする革新主義者たちが、その秘密を公にしようと動きはじめた。エリーゼ邸のメイド長ミセス・オセローも革新主義者だった。
革新主義者がメリダの証拠を掴むために、ブビリアゴート司書官認定試験で罠を仕掛けてきた。ブビリアゴートは99階層からなる巨大迷宮・・・伝説の時代に綴られた書物を収めた図書館に立ち入るための資格試験。試験開始直前、何らかの事故が発生し、メリダとエリーゼは迷宮第二階層に放り込まれ、そこでメリダの父を騙るピエロマスターとの対決・・・。
今後は、セルジュ=シグザール騎士公爵がラスボスという感じで、クーファとメリダに対立する構図で進むらしい。でも、セルジュがメリダを追い落とそうとする理由がよくわからない。犯罪組織「黎明戯兵団」は今のところ端役に過ぎないようだ。
クーファの上司への裏切りは見逃されているようだけど、クーファ自身にヴァンパイア・ハーフとか、いろいろ設定が盛られてきている。なんとなく・・・長編化することに苦しんでいる気配がする。

BOOK「アサシンズプライド 2 暗殺教師と女王選抜戦」

アサシンズプライド
2 暗殺教師と女王選抜戦

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:600円+税)
※古書を購入

メリダが通う聖フリーデスウィーデ女学院と、聖ドートリッシュ女学園との合同で行われる《ルナ・リュミエール選抜戦》・・・1ヶ月間の大イベント。ということで、新キャラがたくさん登場した。もちろんその中には、前巻末に仕込まれた闇組織《白夜騎士団》の潜入者・・・最強のクラウン(道化師)ブラック・マディアもいる。クーファの任務遂行を、組織から完全に疑われてしまった。
選抜戦のメンバー発表で、何者かが仕掛けた罠にはまり、メリダとエリーゼが代表に選ばれてしまう。メリダのユニットメンバーには、いままでメリダをいじめていたネルヴァ、そして昨年の覇者・三年生のシェンファと決まった。ネルヴァは、根は良い娘だったということで。
閉鎖空間を舞台にしたかったのだろうけど、推理もの的なようそはなにもなかった。そもそもこのイベント自体・・・世界観的にどうかとはおもうけど、女の子ばかりで華やいだイベントなのだろう。
長編化が決まったのか、《白夜騎士団》ち対するクーファの裏切りと隠蔽という構図に、エリーゼの家のメイド長ミセス・オセローが、新たな敵らしき存在として浮上してきた。背後に何らかの存在がいるらしい。

BOOK「アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女」

アサシンズプライド
暗殺教師と無能才女

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:600円+税)
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ファンタジー系の設定ではあるけど、ちょっとSFっぽいガラス製の巨大ドーム群でできた都市国家フランドールが舞台。ランカンスロープという人外と敵対していて、人類は危機的状況にあるらしい。
高いMP(マナ)を持つべきアンジェル公爵家の令嬢メリダは、13歳になってもMPを発現していなかった。そのため、母親の不義が疑われていた。メリダは学校で落ちこぼれ、イジメに遭っていた。親からも見放され、さらには殺されようとしていた。
闇組織《白夜騎士団》で暗殺を本業としているクーファ=ヴァンピールは、メリダの覚醒を促し、一人前の騎士に教育するべく家庭教師として着任した。任務は、メリダを一人前に育成するか、マナを発現しない場合は暗殺するかの二択。・・・で、クーファは情にほだされ・・・秘術を用いてメリダにマナを移植した。しかし、位階はパラディンではなく、クーファと同じサムライ。バレれば、二人とも消される運命。その前に、大きな実績を作って話をうやむやにしようという大きな流れ。
アンジェル公爵家分家の従姉妹エリーゼ、その家庭教師ロゼッティあたりがヒロインだろうけど、屋敷にはメイド達もいるし、女の子ばかりの学校区というハーレム的な環境。第28回ファンタジア大賞受賞作を加筆修正したものらしいけど、お色気展開はとってつけたようだし、世界観も今ひとつ伝わってこない。