BOOK「アサシンズプライド 11 暗殺教師と禁書階梯」

アサシンズプライド
11 暗殺教師と禁書階梯

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:amazon:624円)
※Kindle版を購入

白夜騎兵団の暗殺計画から逃れるため、メリダとエリーゼはサラシャのいる聖ドートリッシュ女学園に転校した。クーファは、アルメディア女公爵に白夜騎士団に圧力をかけるお願いをした。その対価としての要求は禁断の魔法書《黒の書》。
純血思想家による焚書された《黒の書》はミュールが持ち出し、迷宮図書館ブビリアゴートに逃げ込んでいた。クーファ、メリダ、エリーゼ、サラシャは、ミュールを追ってブビリアゴートに潜入するが・・・《黒の書》に飲み込まれて異界に飛ばされてしまった。そこで、ボードゲームのような《黒の書》を攻略すべく、異界の塔の上を目指す。
クーファを生贄にしてメリダの秘密を暴こうとするアルメディア女公爵・・・対して、クーファを救いたい4人娘たち。ミュールとロゼッティの素性が明かされ・・・ここからは《人造マナ能力者》という新たな問題が出てきた。メリダの素性だけでなく、マナ能力者の秘密、フランドールの歴史の闇を求める展開になった。
まだ先は長そうだけど、完結に向かう流れには乗ったようだ。

BOOK「アサシンズプライド 10 暗殺教師と水鏡双姫」

アサシンズプライド
10 暗殺教師と水鏡双姫

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:amazon:652円)
※Kindle版を購入

前巻でセルジュ王爵の件は結末を迎えた。《予言の子》メリダは英雄になるどころか・・・純血思想の復活により、いままで以上に低評価で邪魔者扱い。聖フリーデスウィーデ女学院の新しい理事長にベラヘーディアが着任し、異様な状況で二学期が始まった。貴族体制と騎士団の威信が失墜し、旧態依然とした純血思想の復活・・・ありそうな設定だけど、新シリーズのスタートとしてはちょっと強引。
クーファは、メリダ暗殺・護衛の任務を解かれ、再び白夜騎士団の活動に戻っていた。そこにはセルジュも事実上の仲間。新たなターゲットは、レイボルト財団のクローバー社長による学会発表・・・。クローバーとベラヘーディア、裏でつながっていると思ったら、意外にも対立していた。おかげで、クーファに「エリーゼ暗殺」の命令が下った。敵と味方の総入れ替えという感じ。
いろいろと設定や枠組みの変更があって、ちょっと腑に落ちない点もあるけど、まだ明かされていないこともあるだろうから・・・。

BOOK「アサシンズプライド 9 暗殺教師と真陽戴冠」

アサシンズプライド
9 暗殺教師と真陽戴冠

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:amazon:622円)
※Kindle版を購入

冒頭で、クーファとセルジュ王爵との過去の因縁が明かされた。いわゆる、過去に二人は出会ったことがありました的なやつ。
セルジュ王爵が夜界との融和を宣言し、フランドールの多くがワーウルフに占領された。アリメディア女公爵を旗印とする《解放戦線》がそれに対抗し、《予言の子》メリダとクーファがゲリラ戦を繰り返していた。このまま全面的な戦いで山場かと思えば・・・永久機関にまつわる各者の思惑から、マッド・ゴールドとクーファの取引が成立し、セルジュ王爵暗殺へと動きはじめた。
結婚式での暗殺・・・の予定が・・・セルジュ王爵にはなにか裏があるとは思っていたけど、根底から覆されるどんでん返し・・・。
セルジュ王爵の企てにはケリが付いた。結末をちょっといじってハッピーエンドの完結にしておいた方が良かったんじゃないか? 次巻は新学期、ふつうに続くらしい。

BOOK「アサシンズプライド 8 暗殺教師と幻月革命」

アサシンズプライド
8 暗殺教師と幻月革命

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:amazon:603円)
※Kindle版を購入

この巻からはKindle版をバラで買い足し。送料が高くて古本もあまり安くはないし、電子書籍の方が読みやすいので。
フランドールの名士を集めたキングス会議で、セルジュ王爵が動きはじめた。ランカンスロープとの融和を主張し、ワーウルフ族とともに聖王区を占拠した。そこで公開された「予言書」にメリダの名前が・・・。
クーファとメリダ、ロゼッティとエリーゼはからくも学教区を脱出。クーファたちはフランドール直下のオハラへと潜伏した。ロゼッティとエリーゼの消息は不明。ワーウルフの追っ手は撃退したものの、フランドール支配は着々と進んでいた・・・。アルメディア女公爵との合流し、ワーウルフ族の企みが明らかにされた。ワーウルフの後付け感は否めないものの、セルジュとの全面対決への流れは明らかになった。
この巻の見せ場は、ブラマンジェ学院長が持っていった。この巻のラスボス、ベルセルクとロジャーを倒したけど・・・。
完結に向けての展開なのかと思ったら・・・あとがきで「二年生編の総括」という単語が出てきた。ということは、「三年生編」があるということなのだろう。

BOOK「アサシンズプライド 7 暗殺教師と業火剣舞祭」

アサシンズプライド
7 暗殺教師と業火剣舞祭

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:620円+税)
※古書を購入

メリダの祖父モルドリュー卿が、メリダ暗殺の最終宣告を下した。黎明戯兵団と白夜騎兵団の共同作戦として実行される。しかし、黎明戯兵団は、その機に凱門区のフィロソフィア軍事研究所への奇襲を計画していた。決行日は鋼鉄宮博覧会二日目、集団戦術闘技会。
いまさらながらだけど、ミュールが明らかにメリダの恋敵宣言。前半は、緊張感もなく三人でイチャイチャ。幾重にも陰謀と術策が渦巻く中・・・集団戦術闘技会がはじまった。聖フリーデスウィーデ女学院と聖ドートリッシュ女学園、ジャン・サリヴァン専門アカデミーとの三つ巴戦。ミュールとの戦いで、メリダのサムライの位階を観客に知られてしまう。しかし、メリダはサムライの位階で見事襲撃者を撃退した。黎明戯兵団の奇襲は白夜騎士団の攻撃で壊滅状態に。
王爵セルジュは敵ではないようだけど、全体的な黒幕なのだろう。モルドリュー卿も生き延びたようだし、今後もなんらかの役目があるようだ。
この巻まで古書をまとめ買いしたけど、続巻をバラで買おうと調べたら、『アサシンズプライド Secret Garden』という短編集が1巻出ていた。出版順でいえばこの巻の後に出たようだけど・・・短編集なのでパス。

BOOK「アサシンズプライド 6 暗殺教師と夜界航路」

アサシンズプライド
6 暗殺教師と夜界航路

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:620円+税)
※古書を購入

この巻は、前巻で追加設定された「シクザール公爵家が直面しているなんらかの窮地」、そして積み残しにされていた「改革派」の件。冒頭はサービスらしく、水着回。サラシャとミュールもいる。ロゼッティのキャラが変わったように、おバカになっている^^;;
飛空艇《プリマヴェーラ》に三つの騎士公爵家が勢揃いした。目的は、ランカンスロープの侵攻を防ぐ障壁である「海流」を生み出す装置コルドロン。万一、これが失われれば、ランカンスロープが押し寄せ、大戦争が避けられない。
飛空船でたどり着いたギンヌンガの城・・・コルドロンは・・・300年前に夜界で消息を絶ったご先祖レイシーが死の王女と化し、コルドロンを乗っ取っていた。そこで、レイシーの亡き娘をよみがえらせる器として、エリーゼとサラシャが拉致されてしまった。第6巻にしてようやく、この小説の世界観らしい舞台になって来たようにも思うけど・・・人類の敵ランカンスロープについてはいまだ詳細が描かれない・・・。でも、三騎士公爵の実力は描かれた。
セルジュ王爵と革新派、対するクーファとメリダ、この構図に白夜騎士団の動きが関係しているらしい。クーファとセルジュ王爵との関係もスッキリしそうだ。

BOOK「アサシンズプライド 5 暗殺教師と深淵饗宴」

アサシンズプライド
5 暗殺教師と深淵饗宴

天城ケイ著
イラスト:ニノモトニノ
(富士見ファンタジア文庫:620円+税)
※古書を購入

前巻、クーファがセルジュ=シクザール公爵の影武者を務めている間、ロゼッティは郷里に帰省していた。その用件はお見合い話。結婚話を断るためにロゼッティがついたウソは、結婚相手がいてすでに同棲している・・・。そしてクーファに「結婚して!」といいだし・・・期間限定の偽装結婚。メリダとエリーゼは嫉妬のあらし。ということで、今回はロゼッティのターン。ようやくロゼッティがヒロインらしい扱いを受けた。
学院の研修旅行の出発日、何者かが襲撃し、ロゼッティの父・プリケット侯爵・賢人ブロサムが現場のマナを調べた結果、クーファに疑いが・・・。学院の一行は、地底の町《シャンガルタ》を調査する研修に出かけた。メリダのこころの中に響いた不快な声・・・蒼焔の氷王・・・。再び事件が起き、ロゼッティが死んだ(そんなわけないけど)・・・エリーゼも意識を失った。一人で洞窟の奥に逃げ込んだメリダが発見した研究資料には、セルジュ王爵と賢人ブロサムの陰謀が・・・。
前半だけで、急にいろんなことを一度に仕込んで、ぎゅう詰め状態。後半はいろいろタネ明かし・・・同時に初期設定の補強。ランカンスロープのナクアはやっつけたけど・・・セルジュ王爵側の問題が残された・・・。