BOOK「ゴブリンスレイヤー 11」

ゴブリンスレイヤー(第11巻)
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:594円+税)
※古書を購入

当たり前のことではあるけれど、今回もゴブリン退治。
焦臭い動きがある東の隣国でゴブリンに関する調査を行う。本来であれば国家レベルで動くべき仕事ではあるが・・・女商人の護衛として、ゴブリンスレイヤーだけでなく、女神官は青玉級への昇級審査として同行する。女商人の商隊馬車は、妖精弓手、蜥蜴僧侶、鉱人道士という一党を載せ、東の隣国は砂漠に進んでいった。舞台を砂漠にしたバリエーション。でも、ドラゴンスレイヤーの兜と鎧はいつものまま。
砂嵐に埋められ漂流者となり、蟲人の漁船団に拾われたゴブリンスレイヤーの一党。隣国の状況とゴブリンの情報を得て、隣国の都に送り届けられた。・・・隣国では宰相による政変で国王が殺され、姫君が拘束されていた。そして兵士としてゴブリンを従える宰相・・・。
ゴブリン兵の巣と化した要塞に潜入し、いつものようにゴブリンを駆逐したゴブリンスレイヤー一党が脱出した先で出会ったのは……赤の竜。ついにドラゴンが出てきたけど、戦うわけではない。あくまで受注した仕事は、国境付近のゴブリンの調査だから、宰相がどうの、姫がどうのといった話は、勇者の役割だ。まあ、それはそうなんだけど、それでいいのか?冒険者として。

BOOK「ゴブリンスレイヤー 10」

ゴブリンスレイヤー(第10巻)
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:610円+税)

女神官が育った地母神の神殿の葡萄園でゴブリンらしき足跡がみつかった。そんな折、女神官が姉のように慕う神殿の葡萄尼僧がゴブリンの娘だという噂が広がった。落ち込む女神官のために、どうにかしてやりたいと思うゴブリンスレイヤーだったが・・・。
葡萄尼僧からの依頼で、神殿近くの村にゴブリン退治に出かけるゴブリンスレイヤー。しかし、出てきたのは術師に操られたゴブリンの屍体たち。混沌の勢力が関わっているらしい。
葡萄尼僧の噂、ゴブリンゾンビ、牧場への働きかけ・・・水の街の酒商の悪だくみが見えてきた。しかし、酒商の息子が現れ、予想外の展開になった。敵は混沌の勢力へと・・・刑事ものではないから、ゴブリンスレイヤーが真相を暴くようなことはないけれど、結局は水の街の酒商の屋敷でもゴブリン退治。川には船に乗ったゴブリン、陸には小鬼戦車なんていうのが現れた。
一方、地母神の神殿でも混沌の勢力との戦い。まあ、一応は問題解決らしいけど、結局、ゴブリンスレイヤーはゴブリンを退治しただけだった。めでたしめでたし。
ゴブリンの新種も出てこないし、あとはゴブリン退治のバリエーションなんだろうけど、第10巻ともなるとマンネリ化が否めない。

BOOK「ゴブリンスレイヤー 9」

ゴブリンスレイヤー(第9巻)
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:600円+税)
※古書を購入

冬が訪れた。食料難の村へ配達に向かった牛飼娘とゴブリンスレイヤー。ゴブリンスレイヤーあるところゴブリンありで、雪原でゴブリンの襲撃を受け、廃村に追い詰められた。戦闘力のない牛飼娘を連れているため、なかなかの苦戦が続く・・・。
一方、ゴブリンスレイヤー抜きの一党は、見習聖女の託宣を受け、雪山に向かった。兎人の集落を襲う雪男と氷の魔女との戦い。ゴブリン以外はまともに相手をしたことがないのに、なんとなく女神官がリーダーっぽい。ゴブリンスレイヤー直伝の知恵をつけていると思われているらしい。
最後は合流するんだろうなと思いながら読み進め・・・予想通りになったけど、パラレルに進んだお話はあまり緊張感もなく、作者の意図が成功したとは思えない感じ。戦闘シーンが散漫になって・・・どちかがものすごいピンチでやばかったわけでもなく、主役のゴブリンスレイヤーが美味しいところをかっさらうわけでもなく・・・最後はいつもの面子が揃ってゴブリンを殺すだけの戦いだった。

BOOK「ゴブリンスレイヤー 8」

ゴブリンスレイヤー(第8巻)
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:630円+税)
※古書を購入

妖精弓手の故郷から戻って、いつも通りにゴブリン。今回は狼に騎乗するゴブリンライダーを駆除しながら、剣の乙女・大司教を護衛して都へやってきた。メンバーはいつもの一党・・・全員がかなりのお上りさん状態。一応、女神官と妖精弓手の入浴シーン・・・そこで、女神官が服を盗まれた。犯人ははすっぱな王妹殿下・・・さっそく都を抜け出し、ゴブリンに襲われ、生贄にされそうになるる・・・。
国王から姫騎士救出の依頼を受け、珍しくもダンジョン攻略になったけど、相手がゴブリンなので、所詮はゴブリン・・・。王妹を救出した途端、ゴブリンに召喚された「魔神の手」が出現し・・・。まあ、ゴブリンではないから、ゴブリンスレイヤーは何の興味も関心もないんだろうし、描く必要もなかったのかも知れないけど、尻切れトンボ状態で終わった。都の王宮での陰謀とかそういうのには一切関係なく、ゴブリンスレイヤーはゴブリン一筋でしたと言うことなんだろう。

BOOK「ゴブリンスレイヤー 7」

ゴブリンスレイヤー(第7巻)
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:630円+税)
※古書を購入

妖精弓手の身内の結婚式に出席するため、ゴブリンスレイヤーの一党は妖精弓手の故郷へ出かけることになった。しかも、受付嬢と牛飼娘まで連れて。しかし、川を筏で遡る途中、ゴブリンライダーの襲撃を受けることに・・・。それでも、森人の里にたどり着いたものの、ゴブリンが騎乗したモケーレ・ムベンベの襲撃。エルフの森に、ゴブリンが巣くっているらしい。
ということで、ゴブリンスレイヤーの一行は、川の上流、川をせき止める遺跡へといつも通りゴブリン退治に出かけた。牛飼娘と受付嬢はお留守番。仕方がないことだけど・・・毎回、ゴブリン、ゴブリンで飽きてきた。
せっかく森人の里まで出向いたけど、たいした描写もなく、どんな里なのかさっぱり解らない。妖精弓手のふるさとなのに、これといったエピソードもない。受付嬢と牛飼娘を同伴したのに、水着を着せただけで文字通りに何もなかった。

BOOK「ゴブリンスレイヤー 6」

ゴブリンスレイヤー(第6巻)
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:640円+税)
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春になった。女神官にとっては冒険者2年目の春。春は新人の季節らしいけど・・・そこに、いかにも早死にしそうな新人魔術師の少年・・・。女騎士と重戦士のお節介で、新人魔術師を連れてゴブリン退治に。今回は女神官がリーダー役・・・そうそう上手くはいかないけれど。少年魔術師、頭悪すぎ。一日に一回だけファイヤーボールを使えるだけで、何を粋がっているのか?
未完成ながらも、冒険者の訓練場が稼働しはじめた。第6巻あたりになっても、ギルドの受付嬢がヒロインのひとりでいられるのは・・・主人公が相変わらずゴブリンしか相手にしていないからだろう。普通なら、レベルが上がって受付嬢の手から飛び立ってしまうから。
新人冒険者を鍛えるのんびりした回かと思っていたら、訓練場にゴブリンの襲撃。でも、今回はこれがメインではないので、あっさりしたものだった。ゴブリンスレイヤーにも、ゴブリン退治が「冒険」ではないという認識があるらしい。まあ、害獣駆除業者みたいなものだろうな。

BOOK「ゴブリンスレイヤー 5」

ゴブリンスレイヤー(第5巻)
蝸牛くも著
イラスト:神奈月昇
(GA文庫:610円+税)
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剣の乙女からの依頼・・・家を飛び出し冒険者になった令嬢が、ゴブリン退治に出かけて消息を絶った・・・その救出。かくして、ゴブリンを求めてゴブリンスレイヤー一行は雪山を目指した。毎回、タイプの異なるゴブリンが登場するけど、今回は知恵を与える神から知恵を与えられたゴブリン・・・ゴブリンパラディン。生贄として放置されていた令嬢剣士を救出し、ゴブリンパラディンとの対決。
ゴブリンはどんどん進化している。ゴブリンスレイヤーよりも明らかに進化している。ゴブリンスレイヤーは、前々巻でゴブリンチャンピオンには一度殺されかけたし、今回のゴブリンパラディンには正攻法では勝てなかったんじゃなかろうか?
令嬢剣士はとりあえず仲間には加わらなかった。その内、ふらっと戻ってくる可能性はあるだろうけど・・・フラグが立ったような気がしないでもないから。