BOOK「ストライク・ザ・ブラッド APPEND 2 彩昂祭の昼と夜」

ストライク・ザ・ブラッド
APPEND 2 彩昂祭の昼と夜

三雲岳斗著
イラスト:マニャ子
(電撃文庫:amazon:630円)
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連作短編集の2巻目。前巻とは時間軸につながりはなく・・・本編でいろいろ連続した事件の隙間に、短編を挿入していくらしい。
監獄結界から脱獄した仙都木阿夜を倒した最後の魔道書『闇誓書』の一件の直後のおまけ話。波朧院フェスタが終わり、次は彩昂祭・・・私立彩海学園の学校祭。そこに、周囲の迷惑を顧みず、ラ・フォリアがお忍びで遊びに来た。ところが、脱獄した魔道師が持ち出した魔道書により、護衛の紗矢華ともども幼女に変身してしまうお話と、古城くんの母親が開発した魔道薬の惚れ薬が流出し、彩海学園に納品されてしまった。彩昂祭の屋台の材料として使われてしまうというお話。そこで、闇誓書のせいでモグワイが暴走して・・・。
連作でストーリーはあるけど、基本は短編なので、第四真祖の眷獣をぶっ放して戦うような大規模な戦闘ではない。でも、古城くんと雪菜が一緒に戦うという路線だけは守られていた。

BOOK「ストライク・ザ・ブラッド APPEND 1 人形師の遺産」

ストライク・ザ・ブラッド
APPEND 1 人形師の遺産

三雲岳斗著
イラスト:マニャ子
(電撃文庫:amazon:570円)
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これまで、このシリーズは本編だけで短編集などはなかったけど、これは初の連作短編集。アニメのDVDの特典として書かれた短編を加筆修正したものらしい。「1」とナンバリングされているので、続巻があるのだろう。基本が短編集なので、絃神島や魔族、第四真祖、獅子王機関などなど、最小限とはいえ説明が繰り返されるので、読んでいてテンポが悪い。あとがきによると、アニメ購入者にこういう世界観やらなにやら、情報を保管するために書かれたとのことで、説明の繰り返しは意図的なことだった。
舞台はいつもの絃神島だけど、時期はかなり遡って・・・ロタリンギアの殲教師オイスタッハとの戦いの直後。まだ登場人物が少ない時期なので、動きがシンプルでわかりやすい。アスタルテは那月ちゃんのアシスタントに収まっていたけど、そのアスタルテと第四真祖・古城くんを、暴走した生体人形・スワニルダが襲う・・・というお話。でも、古城くんは雪菜とイチャイチャしてばかりで、たいした働きはしていない。敵がたいしたヤツではなかった上に、主要メンバーが総出でフルボッコにした感じだから^^;;
短編集とはいえ、連作でちゃんとストーリーがあるので、それなりに読んでいられるレベルだった。

BOOK「ストライク・ザ・ブラッド 18 真説・ヴァルキュリアの王国」

ストライク・ザ・ブラッド
18 真説・ヴァルキュリアの王国

三雲岳斗著
イラスト:マニャ子
(電撃文庫:amazon:620円)
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第16巻から第2シリーズがはじまったらしいけど、それらしい展開もないまま巻を重ねてきた。このシリーズには短編集がないから、息抜きという感じだったのだろうか。番外編が一冊出たようだけど・・・。
人類と魔族の共存を謳う「聖域条約」の記念式典のついでに、叶瀬夏音をお忍びで招待したアルディギアのラ・フォリオ王女。テロが予想される中、夏音の護衛として、古城と雪菜たちも同行することに。お忍びとはいえ、魔族特区・絃神島の王である第四真祖・暁古城は、いわばVIPで、むしろ、第四真祖がテロのターゲットになっても不思議ではないわけで・・・。って、絶対に巻き込まれるわけだけど^^;
数巻前からはじまった第2シリーズは、テロ事件でようやくバトル展開に向かったと思ったけど、まだ強大な敵は現れないし、本格的なバトルにもならなかった。ちょっとした小競り合いという感じで・・・ほとんどラブコメモードの展開。この巻のオチは・・・お風呂上がりの女子高生の匂いは強い!というらしい^^;;
次巻からは、戦王領域の領主・忘却の戦王、第一真祖が、絃神島にやってくるらしい。敵という雰囲気ではないけど、いろいろトラブルの原因にはなりそうだ。・・・ようやく第2シリーズが本格的にはじまるのだろうか。

BOOK「ストライク・ザ・ブラッド 17 折れた聖槍」

ストライク・ザ・ブラッド
17 折れた聖槍

三雲岳斗著
イラスト:マニャ子
(電撃文庫:amazon:650円)
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[注意:ネタバレ含みます]前の第16巻から第二部がはじまった。暁古城を領主として絃神島が第四真祖領・絃神市国として独立したけど・・・結局、第二部がどう進んでいくのかはっきりしなかった。で、この巻のはじめに起こったことは・・・古城くんのハーレム再構築。妹の凪沙はともかく、雪菜、浅葱にカス子こと雫梨を加えて魔族特区研究部(マゾ部)を作り、校内に部室を確保しようと・・・まあ、古城くんのこころ休まる場所にはならないだろうけど・・・未来に結果は残したらしい。
謎の巨大魔獣を古城くんと獅子王機関、太史局が協力して倒すというお話・・・第二部を本格的にはじめるための新しい枠組み作りなんだろうけど、何でもかんでも詰め込みすぎの感じ。もう少しうまいやり方はなかったんだろうか。ひとつだけ、うまく考えたなと思ったのは、雪菜のそっくりさん零菜・・・。こういう登場のし方だと、たぶん、処女厨も騒ぐことはないだろう^^;; 萌葱が零菜の異母姉ということは・・・古城くんが先に手を付けたのは浅葱の方か・・・。
第二部になって、同時に古城くんたちの戦闘力がインフレを起こさないといけないわけだけど、古城くんと雪菜はバージョンアップした。さらに、第四真祖を倒すことができる獅子王機関の新たな武器を持って、羽波唯里と斐川志緒が参戦。でも、レギュラーキャラではないらしい。なにより、新しい敵が必要だけれど、この巻にはまだ明確には登場しなかった。

BOOK「ストライク・ザ・ブラッド 16 陽炎の聖騎士」

ストライク・ザ・ブラッド
16 陽炎の聖騎士

三雲岳斗著
イラスト:マニャ子
(電撃文庫:amazon:650円)
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この巻から第二部がスタート。舞台は移って魔族特区・恩萊島。雪菜に代わって古城を監視するのは、香菅谷雫梨・カスティエラ・・・古城は「カス子」と呼ぶ。古典的なツンデレ。雪菜と同様に、雫梨は第四真祖を殺せるだけの秘蹟兵装“炎喰蛇”を与えられている。まあ、早い話が、以前と同じような設定で・・・。この巻の敵は吸血王と逢魔の魔女・真賀斎禍子。読み切り的な第二部への挿入話らしい。
古城は真祖として眷獣を呼び出すことができない状態ながら、半年ばかり、新しいメンバーと楽しく仲良くやっていたら・・・本妻としてのご挨拶が、とばかりに雪菜が乗り込んできたというような展開^^;; いつも通り、表紙イラストが雪菜なので、こうなることはわかっていたけど。
結局、第二部としては・・・真祖大戦のあと、絃神島は第四真祖領・絃神市国として独立。当然ながら、領主は暁古城ではあるけど、高校生という設定はそのまま。なにがしかの伏線が敷かれたのかも知れないけど、いまのところよくわからない。次巻から本格的に第二部がはじまるらしい。

BOOK「ストライク・ザ・ブラッド 15 真祖大戦」

strike_the_blood15ストライク・ザ・ブラッド
15 真祖大戦

三雲岳斗著
イラスト:マニャ子
(電撃文庫:amazon:650円)
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グレンダが第一真祖に連なるアラダールに襲われ、古城がグレンダを守って決闘をすることに。戦いの中、眷獣の使い方を理解し、古城がワンランクアップしたけど、凪沙が死線を彷徨うことに・・・。そして、聖域条約機構軍が絃神島への攻撃をはじめ、カインの巫女こと浅葱+ヴァトラーが迎え撃つ・・・。
前半の状況だけをまとめてみると、風雲急を告げる展開だけど、ちょっと展開がまどろっこしい。展開を複雑にしすぎた弊害だろう。
第1巻にヴァトラーが登場して以来、第四真祖である古城が成長するのを待って戦いたいという目的にはブレがなく・・・本当の主役はヴァトラーなんじゃないかという気がしてきた^^;; いままでずーっと、ヴァトラーの思惑だけで進んで来たわけで・・・。
浅葱はここまでずーっと雪菜の陰で、なんとなく可哀想な立ち位置にいたけど・・・ここまで無残で愚かな立ち位置に落とされて、どうにも哀れというか・・・。こんな形で自分の血を古城に与えることになるなんて・・・。
古城がすべての眷獣を解放し、完全に第四真祖として巻全に覚醒するまで長編化するだろうと予想していたけど・・・第二部があるとは思わなかった。
<第一部完結>

BOOK「ストライク・ザ・ブラッド 14 黄金の日々」

strike_the_blood14ストライク・ザ・ブラッド
14 黄金の日々

三雲岳斗著
イラスト:マニャ子
(電撃文庫:amazon:570円)
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久しぶりの「ストライク・ザ・ブラッド」。前巻でタルタロスの薔薇事件が終わり、絃神島はその復興の最中。浅葱が監禁され、その救出劇をベースに、いままで敷き詰めるだけ敷き詰めた感じの伏線を整理してくれた感じ。
“カインの巫女”と呼ばれる浅葱の謎や“聖殲”の謎も明確になり、第1巻からの因縁であるヴァトラーの関わり方も何となく見えてきた。そして、最後の黒幕が誰なのかもなんとなく見えてきて、今後の戦いの基本構造も明らかになった。
完結に向けて収束してきたのだろうけど、このまま完結に向かうのかはよくわからない。よくわからないのは、作者の力不足ということではなく、良い意味で、今後の展開が予想できないということ。

BOOK「ストライク・ザ・ブラッド 13 タルタロスの薔薇」

strike_the_blood13ストライク・ザ・ブラッド
13 タルタロスの薔薇
三雲岳斗著
イラスト:マニャ子
(電撃文庫:590円+税)

丹沢での事件が終わり、絃神島に戻ってからのお話。完結に向けて動き始めるということで・・・まだ伏線の状態ではあるけど、予想通り、凪沙に異変が現れた。
この手のラノベでは普通のことだけど、次から次へととにかく事件が連発する。つい前巻まで丹沢で大事件の巻き込まれていたというのに・・・新しい敵が現れて主人公が巻き込まれていく^^;; 主人公だから仕方がないんだけど。
絃神島を壊滅させそうなタルタロス・ラプスによる大規模テロ。・・・予想外にあっさり終息してしまったけど、たぶん、最後の伏線が張られて・・・この巻は、このためだけに書かれたという感じがしないでもない。
最終的に、古城が第四真祖のままなのかどうかはわからないけど・・・雪菜あるいは浅葱と結ばれるというところまでは書かないだろうし・・・あと2巻くらいで完結しそうな気配。ちゃんと完結されるか心配だけど・・・たぶん、この作者なら大丈夫だろう。『アスラクライン』を完結させた実績もあることだし。