コミックス「ばらかもん 5」

ばらかもん(第5巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
※古書を購入

風呂のガス釜が故障して「薪釜」の登場。・・・田舎暮らしと言えば、真っ先に思い浮かぶのが「薪」だけど、半田くんにはハードルが高すぎるだろう。わたしも無理だと思う。そもそも、定年退職後に田舎暮らしに憧れて移住する人の多くは、薪ストーブに薪釜、竈での炊事に憧れるけど・・・その99パーセントがあえなく挫折するという。落差がありすぎるんだよな、スイッチひとつでお風呂が沸くのに比べて・・・。
アニメを見ていたから、夜空の星と出会うシーンは知っていた。都会で育った半田清には夜空を見上げる習慣なんてないだろうけど、田舎に行くと、少なくとも月明かりのありがたさにはすぐに出会うはずなんだけど・・・そういうシーンを描いたマンガとか、滅多にないよな。かの『のんのんびより』にすら登場していない。
高校時代を描いた『はんだくん』を読んだ限り、半田くんにとって今まででいちばん楽しい夏だったんだろうなぁ。・・・そしてついに、来る日が来てしまった。

コミックス「ばらかもん 4」

ばらかもん(第4巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
※古書を購入

半田くんはは島暮らしにすっかり慣れたというか・・・なるとひな、美和とタマたちのペースに完全に乗ってしまったというか、なんにせよ、半田くんは毎日が楽しそうだ。携帯もPCも壊れたままだから、外部から余計なことを言われることもないし・・・。まあ、そもそも友だちは少なそうだから問題はないんだろう。
なぜかこの巻は途中から四コママンガ風になった。コメディ色が強くて、別のマンガみたいだったけどなにがどうなっているんだろう?
こういう、具体的な地方を舞台とした作品は、その地域の風俗や習慣なんかを描けるから、読む方としてはおもしろい。描き手側は取材やロケ、資料探しなど面倒くさそうだけど。
あんなにひねくれていた半田くんも、かなり人間が丸くなってきた。その上、なるに情が移ってしまったようで・・・。

コミックス「ばらかもん 3」

ばらかもん(第3巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
※古書を購入

半田くんの友人・川藤鷹生が福江島に来た。川藤は高校時代からそれなりにひどいヤツだったけど、半田清の数少ない友人。ますます進化して黒幕感を出している。でも、高校時代と違って半田くんも卑屈な付き合いをしていない。
島暮らしのあるあるネタ。五島列島に台風が来た。テレビの天気予報で九州に上陸しない台風と言っても、西側に逸れれば五島列島を直撃。関東地方に来る台風は出がらしみたいなモノで、九州や四国に直撃する台風は全くの別物と聞いたことがあるけど・・・幸いにも体験したことはない。
わたしの場合、田舎暮らしはたぶん平気だろうけど、PCが壊れて、ネットがなくなるとやばいなぁ。そもそも、田舎暮らしする可能性もなく、東京で暮らしているからいえることだけど。
そういえばつい先日、五島列島と長崎を結ぶ航路を運行していたフェリー会社のうち1社が、突然、夜逃げしたかのようにいなくなったというニュースがあった。他社の航路は生きているから、完全に孤立したわけではないようだけど、ますます不便なことになっているようだ。

コミックス「ばらかもん 2」

ばらかもん(第2巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
※古書を購入

島に来て1ヶ月。半田くんは女子小学生にからかわれ、女子中学生におちょくられ、それでも暮らしにだいぶ馴れてきた。なるたちを拒否しなくなったし、ご近所さんともふつうに話せるようになった。偏屈な半田くんにしてはすごい進歩だ。
半田くんが熱中症と睡眠不足、風邪気味状態で倒れた。このマンガの舞台は五島列島の福江島のはずだけど、行ったことがないのでわたしには土地勘がない。半田くんの住む集落から車で10分ほどの所に、入院できる病院があるらしい。ヒロシくんの高校も島外ではなく病院の近くにあるらしい。・・・五島市、僻地というほどではないのか、意外に何でもあるところのようだ。

コミックス「ばらかもん 1」

ばらかもん(第1巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
※古書を購入

先日、『はんだくん』を読んだので、次は本編の『ばらかもん』。アニメは見ていたのでストーリーは知っている。アニメ化されたのは『ばらかもん』『はんだくん』の順だったから、主人公・半田清を見たのは、この第1巻の登場シーンが最初だった。
半田清・・・23歳。書道の賞を受賞した作品を批判され、書道界のお偉いさんを殴っていまい、五島列島に島流しにされてしまったわけだけど・・・高校時代の半田くんは、人に手を上げるような人間ではなかった。こうまでひねくれてしまうとは・・・高校卒業後、性格を変えるほどのこと・・・半田くんの身にいったいなにがあったのだろう?
もうひとりの主人公・琴石なる。小学1年生の少女。アニメを見ていたとき、半田くんのなるに対する扱いがあまりにも酷いので、途中まで男の子だと思っていた。ながら見していて見落としたんだろうけど、マンガには至る所に女の子だというヒントが描かれていた。

コミックス「はんだくん 7」

はんだくん(第7巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:500円+税)
※古書を購入

第6巻で本編が完結した後で半田くんがアニメ化され、アニメが放送中の3ヶ月間だけ雑誌連載が復活したらしい。本編の学園祭後の半田くんを描いた短編が3本収録されていた。月刊誌連載だから、3本ということか。
無理矢理描いた短編という感じだけど・・・6年後のクラス会の話まで入っていた。イレイサーこと金城さんがふつうの生活に戻っていて、ちょっとがっかり。壊れた心が回復したらしい・・・。しかも、ここで半田くんのお母さんが出てくるとは思わなかった。
後半はおまけの4コマものやイラストでページを稼いでいた。内容的には、本当にどうでもいいお話ばかり。
<完結>

コミックス「はんだくん 6」

はんだくん(第6巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:500円+税)
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この巻は文化祭・・・「清秋祭」。生徒会長って、変な人物だとは思っていたけど・・・こんなキャラだったっけ? 日本髪を結って出てきたけど、主役級のキャラ性を感じた。この会長を主役にしたスピンオフ出ないかな?^^;; イレイサーこと金城さんが主役でもいいけど。正直いって、はんだくんより魅力的なキャラのように思う。
文化祭のフィナーレで半田くんは川藤くんの呪縛から逃れられたようだけど・・・まだ2年生だから、この先も高校生活が残っている。残りの学校生活が必ずしもふつうでなかったことは、『ばらかもん』の半田清のひねくれた性格を見ればわかる。
第7巻が残っているけど、本編が完結してしまった。いかにも続巻が出ますという終わり方だったから、次の第7巻は予定されていたものなのか、あるいはコミックス化で加筆したものか?
<本編完結>

コミックス「はんだくん 5」

はんだくん(第5巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:500円+税)
※古書を購入

修学旅行。半田くんを含む半田軍の5人班・・・ボッチにならずに済んでよかったけど、半田軍が気を使うあまり、いつも通りの展開に。早い話が、半田くんいじめ状態。同じ班で四六時中行動を共にするから、いままで以上に半田くんが酷いことになっていく・・・。半田くんの実態に気づいているんだかいないんだかはっきりしない、ふつうキャラの近藤くんが何気にいちばん半田くん思いで、そして酷い仕打ちをする^^;;
しかも、隣町の男子校・白校と同じ日程になり、白校の一宮くんたち一派が絡んでくるので、さらに酷い扱いになっているけど・・・結局は一宮くんさえも半田くんのシンパにしてしまうとは、半田くん恐るべし。
修学旅行だし・・・いつもとは違うお話になるのかと、ちょっと期待していたんだけどなぁ。