コミックス「ばらかもん 9」

ばらかもん(第9巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
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半田くんは、本気で島民化するつもりらしい。町民体育祭でリレーに出場するとか、しかも練習までして。まあ、半田くんはまだ20代前半だから、島から逃げ出すチャンスはいくらでもあるだろうけど・・・。
『はんだくん』では、高校時代の半田くんはスーパーマンのような扱いだったけど、どこがどうすごいのか全くわからなかった。でも、この巻の川藤の説明では、もしかすると半田くんの運動神経はかなり良さそう。実際、町民運動会のリレーはなかなかのもんだった。ヒロシと巌のおっさんにミスがなければ1位だったはず。美和は運動のみの典型的おバカだということも判明した。
気になるのは、ヒロシの就職がどうなるのかなんだけど・・・。

コミックス「ばらかもん 8」

ばらかもん(第8巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
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このマンガは、書道家・半田清が一皮剥けるために五島列島の福江島に来て、人間的な成長を遂げるというお話だと思っていたけど・・・前巻から書道家ネタが完全に消え失せ、ただの島民になってしまった・・・。しかも、完全にコメディ路線に走って、『はんだくん』以上に面白いんだけど・・・^^;;
キヨばぁが亡くなって、いきなりシリアスになって・・・ますます島民化が進んで、さらに書道色が消えていった・・・。葬儀でご近所さんが活躍するのって・・・地域の共同体がまだ機能しているところは、今でもだいたい似たような感じなんだろう。定年退職後に田舎暮らしをはじめた人って、本当にこういう共同体の一員になれるものなんだろうか?
なるの両親のことは、今回も伏せられたまま。たぶん辛い話なんだろうなぁ。

コミックス「ばらかもん 7」

ばらかもん(第7巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
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半田清が島に戻って、またなるたちとのドタバタがはじまった。気のせいかも知れないけど・・・マンガの雰囲気がだんだん『はんだくん』になってきたような・・・。半田くんの髪型も・・・。郷長の奥さんまでコメディ路線になってるし・・・。
子どもたちが十五夜に近所を回ってお菓子をもらう風習って、五島列島にもあるらしい。・・・北海道にも似たような風習があった。お菓子くれないと引っ掻いて、おまけに食いつくぞというタチの悪い言葉で脅し取るんだけど^^;; こういう風習は全国的に廃れる傾向にあるらしい・・・ハロウィンは急速に広がっているにもかかわらず・・・。
なるの両親のことは気になるけど・・・これ以上、なるに情が移ってしまうと、どう収拾をつけて良いのかわからなくなるだろうな・・・。半田くん、まさか子連れで東京に帰るわけにもいかないだろうし・・・。

コミックス「ばらかもん 6」

ばらかもん(第6巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
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半田くんが東京に帰ってきた。・・・そういえば、このマンガは書道マンガだった。半田くんがこんな人間に育った責任は、たしかに両親にもあるんだろうけど・・・いちばん責任を感じないといけないのは、友人の川藤鷹生のはず。『はんだくん』はそういう設定だったから間違いない。だから、半田くんが成長するために最も学ばなければならないことは・・・「友だちは選べ」ということなんじゃないだろうか。
でも、母親の影響も大きいな。半田くんの母親って、アニメでこういうキャラだったっけ? ついでにいえば、父親はこんなに物わかりが良かったっけ? ぜんぜん印象にないんだけど・・・。
半田くんが出品した作品・・・「美和」はもっと小さく隅っこの方でよかったんじゃないか? 鬱陶しさ的にはこのくらいの存在感があるのかも知れないけど・・・これが敗因だと思うな。・・・まさかとは思うけど、美和ってヒロイン枠のキャラじゃないよね?

コミックス「ばらかもん 5」

ばらかもん(第5巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
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風呂のガス釜が故障して「薪釜」の登場。・・・田舎暮らしと言えば、真っ先に思い浮かぶのが「薪」だけど、半田くんにはハードルが高すぎるだろう。わたしも無理だと思う。そもそも、定年退職後に田舎暮らしに憧れて移住する人の多くは、薪ストーブに薪釜、竈での炊事に憧れるけど・・・その99パーセントがあえなく挫折するという。落差がありすぎるんだよな、スイッチひとつでお風呂が沸くのに比べて・・・。
アニメを見ていたから、夜空の星と出会うシーンは知っていた。都会で育った半田清には夜空を見上げる習慣なんてないだろうけど、田舎に行くと、少なくとも月明かりのありがたさにはすぐに出会うはずなんだけど・・・そういうシーンを描いたマンガとか、滅多にないよな。かの『のんのんびより』にすら登場していない。
高校時代を描いた『はんだくん』を読んだ限り、半田くんにとって今まででいちばん楽しい夏だったんだろうなぁ。・・・そしてついに、来る日が来てしまった。

コミックス「ばらかもん 4」

ばらかもん(第4巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
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半田くんはは島暮らしにすっかり慣れたというか・・・なるとひな、美和とタマたちのペースに完全に乗ってしまったというか、なんにせよ、半田くんは毎日が楽しそうだ。携帯もPCも壊れたままだから、外部から余計なことを言われることもないし・・・。まあ、そもそも友だちは少なそうだから問題はないんだろう。
なぜかこの巻は途中から四コママンガ風になった。コメディ色が強くて、別のマンガみたいだったけどなにがどうなっているんだろう?
こういう、具体的な地方を舞台とした作品は、その地域の風俗や習慣なんかを描けるから、読む方としてはおもしろい。描き手側は取材やロケ、資料探しなど面倒くさそうだけど。
あんなにひねくれていた半田くんも、かなり人間が丸くなってきた。その上、なるに情が移ってしまったようで・・・。

コミックス「ばらかもん 3」

ばらかもん(第3巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
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半田くんの友人・川藤鷹生が福江島に来た。川藤は高校時代からそれなりにひどいヤツだったけど、半田清の数少ない友人。ますます進化して黒幕感を出している。でも、高校時代と違って半田くんも卑屈な付き合いをしていない。
島暮らしのあるあるネタ。五島列島に台風が来た。テレビの天気予報で九州に上陸しない台風と言っても、西側に逸れれば五島列島を直撃。関東地方に来る台風は出がらしみたいなモノで、九州や四国に直撃する台風は全くの別物と聞いたことがあるけど・・・幸いにも体験したことはない。
わたしの場合、田舎暮らしはたぶん平気だろうけど、PCが壊れて、ネットがなくなるとやばいなぁ。そもそも、田舎暮らしする可能性もなく、東京で暮らしているからいえることだけど。
そういえばつい先日、五島列島と長崎を結ぶ航路を運行していたフェリー会社のうち1社が、突然、夜逃げしたかのようにいなくなったというニュースがあった。他社の航路は生きているから、完全に孤立したわけではないようだけど、ますます不便なことになっているようだ。

コミックス「ばらかもん 2」

ばらかもん(第2巻)
ヨシノサツキ著
(SQUARE ENIX:571円+税)
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島に来て1ヶ月。半田くんは女子小学生にからかわれ、女子中学生におちょくられ、それでも暮らしにだいぶ馴れてきた。なるたちを拒否しなくなったし、ご近所さんともふつうに話せるようになった。偏屈な半田くんにしてはすごい進歩だ。
半田くんが熱中症と睡眠不足、風邪気味状態で倒れた。このマンガの舞台は五島列島の福江島のはずだけど、行ったことがないのでわたしには土地勘がない。半田くんの住む集落から車で10分ほどの所に、入院できる病院があるらしい。ヒロシくんの高校も島外ではなく病院の近くにあるらしい。・・・五島市、僻地というほどではないのか、意外に何でもあるところのようだ。