BOOK「戦闘員、派遣します! 2」

戦闘員、派遣します!(第2巻)
暁なつめ著
イラスト:カカオ・ランタン
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

グレイス王国に居残った六号とアリス。この惑星に来て2ヵ月が過ぎ、計10人の怪人・戦闘員が派遣されてきたけど・・・六号は傭兵として王国にも雇われ、以前と同じメンバーの小隊を率いている。魔王軍との休戦は終わったけれど、本格的な戦闘は行われていない。
腹黒い王女ティリスの要請で、外交団の護衛として隣国トリスへ。・・・そこで魔王軍幹部のハイネと鉢合わせ。六号がしでかした不始末が原因で、トリス王国と戦争状態になってしまった。
アンドロイドのアリスに、魔法などオカルトをかたくなに信じないという属性が追加され、ようやくキャラが立ってきた。ゼロはいいとして、スノウとティリス王女の腹黒さが今イチ立ってこない。六号のゲスさも小者すぎるし・・・。グリムに至っては存在感がなくなってしまった。・・・これが処女作らしいけど、『このすば』よりはいろいろ荒削りな部分が目立つ。キャラはともかく、古代文明の伏線はこの巻で活かされている。「悪行ポイント」による物資の補給というのも、現代兵器の無制限投入というチート状況を制限する設定だろうけど、今イチ活かされていない。
巻末に「スペシャルコラボ短編『この素晴らしい星に祝福を!』が収録されていた。アクセルの街にも、悪の結社キサラギは侵略の手を伸ばそうとしていたらしい。

BOOK「戦闘員、派遣します!」

戦闘員、派遣します!
暁なつめ著
イラスト:カカオ・ランタン
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

amazonでラノベを検索していると、しきりに表示されていた。どうやら、「このすば」の作者の新シリーズだからということらしい。そういうことなら読んでみようかという気になった。あとがきによると、「このすば」の前に書いた小説とのこと。
悪の組織・秘密結社「キサラギ」が世界征服を果たそうとしていた。征服後の新たな侵略地を探すため、古参の戦闘員六号が、支援アンドロイド・アリスと共に地球外の惑星に転送された。という、科学をベースにしたい世界転生もの。・・・任務内容は拠点確保と転送装置の設置、そして現地の調査。
転送先の近くにあった城塞国家グレイス王国・・・グレイス王国には、古代文明のアーティファクトとして朽ち果てた戦車などがあり、いわゆる異世界ファンタジーの世界とは少し違う感じ。王国は魔族の国と戦争中で、六号はトントン拍子に騎士として採用され、隊長としてスノウ以下、ゼロ、グリム・・・問題児ばかりを押しつけられた。暁なつめの小説だから、クズのようなキャラばかり^^;; でも、悪の組織の一員だから、堂々としたクズで当たり前。
結局、悪の結社なのか正義の味方なのかはっきりしないけど・・・なんとなく超ブラック企業の社畜がちょっと融通効かせてがんばっているという感じだろうか。

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 4 常敗無勝のギャンブラー【電子特別版】」

この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ
あの愚か者にも脚光を! 4
常敗無勝のギャンブラー【電子特別版】

昼熊著
イラスト:憂姫はぐれ
原作:暁なつめ
キャラクター原案:三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

本編の第10巻で、アイリスの護衛として、カズマたちがエルロードに行ったとき・・・その陰で、ダストたちのパーティが行動していたというお話。ロリサキュバスも同行しているけど、ゆんゆんは置いてきぼり。ダストのパーティのリーダー、テイラーが少し日の目を見ている。
カズマたちは、アイリスの婚約をぶち壊すためにエルロードに来たわけだけど、ダストたちはわけもわからないままカズマたちを尾行しているだけ。カズマたちを尾行している以外の時間、ダストはブタ箱に。そして、なんやかんやあって、ダストはブタ箱へ。エルロード滞在の半分以上はブタ箱にいたんじゃないだろうか?
最後は、ロリサキュバスを博打で救うけど・・・依頼は達成できていないし、そもそもエルロードに行かなければ何事も起きなかったわけで・・・いったいなにをやっているんだかという、いつも通りのお話だった。

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を! 15 邪教シンドローム【電子特別版】」

この素晴らしい世界に祝福を!
15 邪教シンドローム【電子特別版】

暁なつめ著
イラスト:三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

魔王の幹部セレナが、カズマに勧誘をかけたが・・・カズマはそれを断った。でも、我が身かわいさで一応は取引が成立した。ただ・・・結果的に、カズマ一人でセレナの企みをつぶさなくてはならなくなった。当然、カズマのことなので、姑息で陰湿な手を使って^^;;
前巻のあとがきで予告されてはいたけれど・・・カズマの鬼畜さがこの巻のメイン。貸し借りの関係で、カズマのような最低最悪の鬼畜を配下として縛り付けておくのは・・・。
カズマが死んでエリス様の元に行くのは、久しぶりじゃないだろうか? エリスの出番は別の形であったけれど。
そのうち、魔王の娘が王都を攻撃するという。さらに、このアクシスにも魔王軍が攻めてくる。ついでながら、天界がダメ女神アクアに戻ってきてもらいたがっているという。という感じで、急に魔王討伐の機運が高まってきた。カズマ以外は^^;; 一応、魔王を倒して元の世界に戻るというゴールがあるお話だから、一応は完結に向かいはじめたのだろう。

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 3 夢見る姫に星空を【電子特別版】」

この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ
あの愚か者にも脚光を!
3 夢見る姫に星空を
【電子特別版】

昼熊著
イラスト:憂姫はぐれ
原作:暁なつめ
キャラクター原案:三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

このスピンアウトの主人公はダストとゆんゆん。最近はリーンもレギュラー入りした感じ。このスピンアウトでは、ダストの過去に関する伏線がしかれているので、なにかとアイリスや貴族とからむことが多い。
バニルに持ちかけられた儲け話に乗ったダストが、モンスター「安楽少女」の実を集めにでかけた。ついでに討伐して、ギルドから依頼料をせしめようという魂胆。いたいけな少女姿のモンスターを平気で倒すには、根性の腐ったダストは適任だろう。・・・そういえば、以前、カズマは安楽少女を倒した実績があったっけ。ダストが安楽少女の実から、ダイエット食品を開発する流れだけど・・・本筋ではなかった。・・・というか、この巻全体がかなり散漫なストーリー。
クレアとレインがすったもんだして、アイリスのご機嫌を取るというか・・・アイリスのストレスを発散させようというお話だけど・・・最後、ゴ・・・ダストが格好良すぎ。ここでは主人公だから仕方がないけど。
このスピンオフ、意外にがんばって続いているらしく・・・次はドラマCD付きだとか。でも、電子版のCD付は出ないんだよな。

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を! 14 紅魔の試練【電子特別版】」

この素晴らしい世界に祝福を!
14 紅魔の試練【電子特別版】

暁なつめ著
イラスト:三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

この巻は、本編なのにゆんゆんのターン・・・のような気配。
「やがて紅魔族の長となる者」ことゆんゆんが、ついに紅魔族の次の長を選ぶための試練を受けた。一人3回までしか受けられないにもかかわらず、めぐみんをパートナーとして2回失敗。最後の挑戦は・・・。でも結局、この巻の主役はやっぱりめぐみんだったな。本来、ゆんゆんは脇役だからしかたがない。だけど、個人的にいうと、めぐみんにはヒロインとしての魅力を感じないんだよな・・・けんかっ早いというキャラはあるけど。
爆殺魔人もぐにんにん・・・紅魔の里の謎施設から発見されたという・・・紅魔族は襲わず、黒髪黒眼の日本人を爆殺する忍者のような二足歩行ロボット。そして、紅魔族には、「バーコード」と呼ばれるアザがある。ゆんゆんには、太股のきわどいところに。もしかすると、この世界と日本との関係を示す、なにかの伏線のような気がしないでもないけど・・・。
アクセルに戻ったカズマたち。そこに、セレナことセレスディナ・・・泣きぼくろのある美人・・・実態は魔王軍幹部のダークプリーストが現れた。次巻、いよいよ佳境で・・・ついにシリアスな王道展開には・・・ならないらしい。

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 2 遠いハーレムの向こうに【電子特別版】」

この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ
あの愚か者にも脚光を! 2 遠いハーレムの向こうに
【電子特別版】

昼熊著
イラスト:憂姫はぐれ
原作:暁なつめ
キャラクター原案::三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

別作家による『このすば』の公式スピンオフ。この、不良冒険者ダストを主役にしたスピンオフに続巻があるとは思いもしなかった。
前巻にも登場したロリサキュバスはレギュラーらしい。本編だけでは物足りないゆんゆんがちゃんと出てくるので、その点はありがたいけど・・・ダストとの混浴って、ゆんゆんの純潔を穢された感じがして、ちょっとやりすぎなんじゃないかと思う。そもそも、ゆんゆんには「ダストなんかに近づいちゃダメ」といいたい。
水と温泉の都アルカンレティアのお話は、鉄板ネタだろうから問題なく面白い。同時発売された本編第13巻が、あまりにも酷かったから思うのかも知れないけど・・・オリジナル本編より面白いかも知れない。
でも、スピンオフがいくら巻を重ねても、メインストーリーはなにも進まないわけで・・・オリジナル本編には、本気で立て直しをしてもらいたいと願うばかりだ。

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を! 13 リッチーへの挑戦状【電子特別版】」

この素晴らしい世界に祝福を!
13 リッチーへの挑戦状【電子特別版】

暁なつめ著
イラスト:三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

ダクネスの従姉妹シルフィーナは、レギュラーキャラではないようだけど、定着はしたようだ。ダクネスの娘として。ペンギンの着ぐるみを着た高位悪魔にして貴族のゼーレシルトも、前巻でカズマたちに倒されたことになっていたらしく、ウィズの店に転がり込んできた。なんだかんだ、魔王軍の幹部ってほとんど残っていないんじゃないだろうか。
サブタイトル的には、ウィズのターンらしいのだけど・・・ウィズの話というよりは、宝島の亀やら、ピンクミュルミュル貝やら、畑の安楽少女やら・・・。まあ一応、魔王軍幹部の堕天使デュークとウィズ、そしてバニルのドタバタ話なんだけど、はっきりいって中身がない。面白くもない。
めぐみんばかりレベルが上がって、カズマのレベルがなかなか上がらないのは理解できる。でも、どうしてダクネスのレベルが上がるんだろう? 魔物に攻撃が当たらないんだから、経験値の稼ぎようがないはずなんだけど・・・。
『魔王軍に新たな動き』・・・魔王軍がアクセルの街を最重要攻略点にするという。これは、完結に向けての伏線だろうか? まさか、次巻はゆんゆんと共に紅魔族の里に行くということの前振りだけということはないよな?

BOOK「この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 素晴らしきかな、名脇役【電子特別版】」

この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ
あの愚か者にも脚光を! 素晴らしきかな、名脇役
【電子特別版】

昼熊著
イラスト:憂姫はぐれ
原作:暁なつめ
キャラクター原案::三嶋くろね
(角川スニーカー文庫:amazon:583円)
※Kindle版を購入

『このすば』のスピンオフ。作者の筆が早いのか、本編と外伝は順調に巻を重ねている。その上、別の筆者によるスピンオフまで書かせるとは、がんばって稼いでいるものだ。
本編では脇役のダスト。駆け出し冒険者の街アクセルでは不良冒険者としていろいろなシーンに登場していた。そのダストのモノローグで、これまでのカズマたちとのからみを描いている。本編・外伝でのダストは、ゆんゆんと絡みはじめたあたりから少しキャラがまともになった印象があるけど、このスピンオフでは初期の頃のキャラで、クズの中のクズという感じ。
ダストはちょい役だったので、そのモノローグに違和感はないし、けっこう面白いキャラに仕上がっている。でも、ゆんゆんとバニルは微妙に話し方に違和感があり、違うキャラのように感じる。まあ、ふつうに読んでいられる範囲ではあるけど・・・。でも、物足りないのは、本編で書かれてしまっているバトル展開がないこと。ダストにはいざこざが絶えないけど、まじめにギルドの依頼を受けたりはしないから。
ダストに意味深な伏線が過去がありそうなことが書かれていたけど、あれは伏線だろうか? もしかすると、続巻が出るのかもしれない。