BOOK「本好きの下剋上 24 司書になるためには手段を選んでいられません 第五部 女神の化身 III 」

本好きの下剋上
司書になるためには手段を選んでいられません
第五部 女神の化身 III

香月美夜著
イラスト:椎名優
(TOブックスラノベ:amazon:1,010円)
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ローゼマインの嫁入りをかけてのディッターは、エーレンフェストの勝利に終わったけれど、回復薬を飲みすぎたローゼマインはそのまま寝込んでしまった。こそへ噴出するヴェルフリートへの不満・・・。実は「なろう版」を最後まで読み終えているので、これがちゃんと伏線になっていることには気がついている。そして中央騎士団にトルークが使われた疑い・・・。
ローゼマインが回復すると、大急ぎで領地対抗戦の準備。今年は大領地との共同研究など、エーレンフェストに注目が集まっている。急速に順位を上げたエーレンフェストは、社交に大忙し。・・・最後の表彰式では、ディッターが3位となる快挙。研究成果でも、1位と3位に輝いた。そして、ローゼマインは3年連続で最優秀者に選ばれた。
久しぶりにフェルディナンドと再会したけど、相変わらず叱られてばかり。しょんぼりへにょんだよ、って、ローゼマインはちびっ子のなりはしているけど、中の人はもはやアラサーのババァなんだよな。この辺上手くごまかしで書いているけど・・・。
続いての奉納式。アーレンスバッハのディートリンデが奉納毎でやらかした。きらきら宝石を光らせるかと思いきや、魔力を放出して気を失った。一瞬、舞台に浮かび上がった魔方陣。それが、次期ツェントを選ぶためのものだと推測され・・・ディートリンデがさらに増長してゆく・・・。
この巻はローゼマインの貴族院での3年目が終わるところまでだけど、主役はディートリンデだった。痛すぎる娘で、どんどん敵役になっていく。

BOOK「本好きの下剋上 23 司書になるためには手段を選んでいられません 第五部 女神の化身 II 」

本好きの下剋上
司書になるためには手段を選んでいられません
第五部 女神の化身 II

香月美夜著
イラスト:椎名優
(TOブックスラノベ:amazon:1,010円)
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フェルディナンドがアーレンスバッハに到着し、執務の引き継ぎがはじまった。エーレンフィストが亜寒帯という感じに対して、アーレンスバッハは暖かく、温帯域という感じだろうか。引き継ぎは順調ながら、貴族院にいるローゼマインの動きには頭を抱える状態。
ローゼマインは王族にグルトリスハイトの情報を伝え、王子たちと共に図書館奥の書庫に入った。しかし、王子たちには古語が読めず、手も足も出ない。王族の体たらく極まれりという状況。王族に伝わるべき情報がなぜか断絶している・・・。
祈りにより御加護を増やす、ダンケルフェルガーとの共同研究・・・ディッターでの儀式でローゼマインがまたやらかした。共同研究を進めながら、社交シーズンのお茶会がはじまった。他領の対応に嫌気が差したローゼマインは、他領を巻き込んでの奉納式を共同研究の名目で行うことにした。そこにツェントをはじめとする王族まで参加することになり・・・。結果的には丸く収まったし、図書館のために魔力を確保することも出来た。
ダンケルフェルガーのレスティラウトがローゼマインに求婚した。慧眼だと思う。この件に関して叱責されるべきはヴィルフリートだと思う。結局、嫁取りディッターで決着を付けることになり・・・悪辣な魔導具なども用意して、フェルディナンド直伝の戦術での総力戦。そこに突然、ディッターに中小領地の乱入者と中央騎士団が降り注ぎ、ローゼマイン争奪のバトルロイヤル状態が出現。アナスタージウス王子の仲裁でことは収まったけど、ディッターはエーレンフィストの勝利。ついでに、ハンネローレがヴィルフリートに嫁ぐことも決まってしまった。

アニメ「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません(第二部)」


本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません(第二部)」(全13話/2020年)
第二期を楽しみにしていたんだけど、アニメとしてはクソ。第二期になってこんなにこんなにクオリティが落ちるなんて。第二部の最初から低レベルだったから、新型コロナウイルスが原因ではないはず。
舞台が下町から神殿に変わって、新しい設定や登場人物など、伝えなければいけないことが山盛り状態。そもそも「なろう系」はこの作品に限らず、ページ数も話数・巻数も気にする必要がないから、作者の思うがままにストーリーや設定が詰め込まれ過ぎていることが多い。シナリオ的には限界を超えているのか、何の説明にもなっていないし、おもしろい部分も描けていない。なろう系アニメに失敗作が多いと言われる原因がこれだ。この作品でも、孤児院の建て直しと工房の設置に関しては、もっとしっかり描くべきだったように思う。
でも、原作ラノベを読んでいるから大丈夫。アニメ作品として楽しむのは諦めて、原作ストーリーを思い出すためのアニメと割り切った。

BOOK「本好きの下剋上 22 司書になるためには手段を選んでいられません 第五部 女神の化身 I 」

本好きの下剋上
司書になるためには手段を選んでいられません
第五部 女神の化身 I

香月美夜著
イラスト:椎名優
(TOブックスラノベ:amazon:1,010円)
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洗礼式を迎えた第三王子ヒルデブラントとアーレンスバッハのレティーツィアの婚約が発表された。幼いながら、ヒルデブラントはローゼマインに想いを寄せているけれど・・・。
3年目の貴族院がはじまり、エーレンフィストでは旧ヴェローニカ派の大粛清がはじまった。ローゼマインは加護を得すぎて魔力の制御が効かなくなり、祝福がダダ漏れ状態に陥った。こんなに余っているなら、一瞬でいいからエーレンフィストに戻って、礎に魔力を注ぎ込めば良いのに・・・。魔力が有り余っているんだから、転移の魔方陣の魔力だって気にすることがないんだろうし。
それでもローゼマインは領主候補生の講義と文官コースの講義をあっさりと終え、他領地との共同研究をはじめた。社交シーズンに入り、第2王子からローゼマインに無茶ぶり的な依頼。次期王である第一王子の星結びで神殿長として祝福を授けること。ローゼマイン、王族との関係でどっぷり深みにはまっていく・・・。
ダンケルフェルガーの脳筋レスティラウトの意外な才能・・・絵が上手・・・が発覚した。おまけに、ローゼマインの価値に気づいて、何やら企みはじめた。ローゼマインにモテ期到来か?
この巻から新章に入ったけど、この「女神の化身」が最終章のようだ。

BOOK「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 短編集 I 」

本好きの下剋上
司書になるためには手段を選んでいられません
短編集 I

香月美夜著
イラスト:椎名優
(TOブックスラノベ:amazon:1,010円)
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シリーズもののラノベで短編集はあまり買わないけど、珍しく積極的に読んでみようと思った。出版順からは外れてしまったので、第四部が終わったタイミングで読むことにした。
最初の短編のトゥーリの言葉で気がついた。そっか、マインは麗乃が転生してくるときの発熱で文字通りに「頭がおかしく」なっていたんだ。そう考えると、本編で腑に落ちなかったマインの異常な性格がすべて理解できる。転成時の後遺症か、麗乃の時点ですでにおかしかったのかは不明だけど。
飛び飛びの時間軸の短編が連なっているけど、どの時点でのお話なのかをしっかり表記してあるので、非常に理解しやすい。視点となる人物も毎回異なるけど、読みにくさはない。中にはモブ視点のお話もあるけど、設定がしっかりしたシリーズなので理解しやすいし面白さもある。
本編、外伝、短編、どれも面白く読んだけど・・・「バカは死んでも治らない」「本を読んでも賢くならない」「バカに付ける薬はない」・・・この3つ以上のことが今後描かれる可能性はあるんだろうか?

コミックス「本好きの下剋上 第三部 領地に本を広げよう! 3」

本好きの下剋上
第三部 領地に本を広げよう!(第3巻)
原作:香月美夜
漫画:波野涼
イラスト原案:椎名優
(コロナ・コミックス:amazon:561円)
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ストーリー的には、神官長が隠していた手紙をローゼマインが発見し、アーレンスバッハに嫁いだゲオルギーネの存在が匂わされた。印刷出版的には、ガリ版印刷のロウ原紙が完成し、ヴィルマが描いた神官長の絵で、演奏会のプログラムが完成した。
そして個人的な関心事・・・ローゼマインの騎獣「レッサーバス」が誕生した。この世界にレッサーパンダはいないらしく、魔獣グリュンと勘違いされたけど・・・グリュン自体がどのような魔獣なのかは描かれなかった。
とっても気になっていた「レッサーくん」だけど・・・終了。絵がヘタクソな上に、レッサーバスの理解が不足していて、練り込みが足りない。とにかくガッカリ。初登場シーンだからと言うのもあるんだろうけど、今後の成長が期待できない。そもそも、レッサーくんはただの小道具だし・・・^^;
残念ながら、これ以上、コミックス版を読む必要はなくなった。

BOOK「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 貴族院外伝 一年生」

本好きの下剋上
司書になるためには手段を選んでいられません
貴族院外伝 一年生

香月美夜著
イラスト:椎名優
(TOブックスラノベ:amazon:1,010円)
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「外伝」ではあるけれど、本編の貴族院1年目を別の登場人物の視点から描いた連続短編集という感じ。外伝二年生も出るんだろうか?
2年間の眠りから覚めたローゼマインが貴族院に入学した1年目・・・ローゼマインはすぐに座学と実技を終え、暴走しすぎてエーレンフィストに帰還させられてしまったので、ローゼマイン不在の貴族院のお話も多い。実際、ローゼマインが貴族院に滞在した期間はかなり短い。
いままで本編を読んだ限り、ダンケルフェルガーのハンネローレが「生まれながらに間が悪いキャラ」だという印象がなかった。おまけに、本当はあまり本が好きではないというのもいままで気づかなかった。「お気に入りの同じ本ばかり何度も読むタイプ」といっていたけど、こういう意味だったのか^^;