アニメ「コップクラフト」


コップクラフト
(全12話/2019年)
アニメ化されると知って、放送開始直前からあわてて原作小説を読みはじめた。第5巻まで読んでからアニメを見はじめたけど・・・。
半分は異世界ものではあるけど、テンプレ設定ではないので、原作では細かな設定がいろいろ続いていた。それを極限まで飛ばしながら、ストーリーだけをなぞってアニメ化した感じ。その割りには、原作を読んでいなければ意味が理解できない細かなシーンがあったりして、シナリオ、もう少しどうにかならなかったんだろうか。
ついでにいうと、キャラデザイン、作画などアニメ的にはかなりザンネンだった。もう少しがんばって欲しかった。村田蓮爾のイラストは大好物だけど、低レベルアニメにするのは止めて欲しい。アニメの感想はそれだけ。
賀東招二の原作とはいえ、アニメを先に見ていたら、原作ラノベには手が伸びなかったかも知れない。

BOOK「コップクラフト 6 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト(第6巻)
DRAGNET MIRAGE RELOADED

賀東招二著
イラスト:村田蓮爾
(ガガガ文庫:574円+税)
※古書を購入

表紙のイラストがスクール水着姿のティラナだったので、ぬるい内容の巻なのかと心配したけど、相変わらずハードな刑事ものだった。
市長選挙の有力候補が射殺された。第1巻で取り逃がした魔法使いゼラーダによる犯行らしい。さらに、第3巻で逮捕できなかった対立候補のノーバムまで暗殺された。犯行に使われた拳銃を手がかりに、マトバたちは捜査を進める・・・。
暗殺をきっかけに、地球人とセマーニ人が対立を深め暴動にまで発展。その状況を目の当たりにして、ティラナにも苦悩が・・・。
ゼラーダとの因縁はこれで決着を見た。他にもたくさん死んで、ほとんど完結のような感じだで・・・アニメ化の原作はここまで。でも、ティラナの兄の伏線が残っているし、原作はまだ続くのだろう。
あとがきというか、仮想対談のようなボーナストラックが毎回あるけど・・・80年代の海外ドラマなんて興味がないので、ぜんぜんピンとこない。高校生くらいの世代にも伝わるとは思えないんだけど、読者の想定年齢がかなり高いのだろうか?

BOOK「コップクラフト 5 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト(第5巻)
DRAGNET MIRAGE RELOADED

賀東招二著
イラスト:村田蓮爾
(ガガガ文庫:574円+税)
※古書を購入

マトバが平和維持軍に従軍していたときの兵士が怪死した。狼に引き裂かれたバラバラ死体・・・直後、マトバたちが見えない狼に襲撃された。さらにその後もマトバ戦友たちが同じように殺される事件が続き、同一犯による犯行と思われた。共通して残されたメッセージ「イオタの怒り」。
前巻のドタバタコメディとは打って変わって、本来のハードな刑事ものに戻った。事件そのものもハードで、ティラナも入院するほどの負傷を負ったりして散々な感じ。
オニールとケニー、二人の情報がいろいろと役に立っている。なんだかんだいってレギュラー的存在で憎めない。ドリーニにもかかわらず、ケニーには、ティラナが珍しく好感を持っている。オニールのハチャメチャパーティは好きだったんだけどなぁ。今回はそういうシーンはなかった。

BOOK「コップクラフト 4 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト(第4巻)
DRAGNET MIRAGE RELOADED

賀東招二著
イラスト:村田蓮爾
(ガガガ文庫:571円+税)
※古書を購入

情報屋からのたれ込みで、麻薬密輸現場を押さえようとしたマトバ。しかし、地元警察の不手際で犯人を取り逃がしてしまった。ここでティラナが、石川五右衛門の斬鉄剣ばりの剣技を見せた。飛行機を真っ二つとはいかなかったけど。その夜、マトバが寝ている間に、押収品に含まれていた魔道具のせいで、ティラナと猫のクロイの意識が入れ替わってしまう、およそ刑事物とは思えないお話。ラブコメにはよくある展開だけど・・・。
でも、さすが賀東招二というべきか・・・らんちき騒ぎの後の死人もどき、クロイとセシルを巻込んでのゴミ処理施設でドタバタはなかなか面白かった。
ティラナの幼稚化が進んで・・・小説のトーンが変わってきた。ちょっと首をかしげざるを得ない。まさかとは思うけど、そのうち、ティラナのドSでワガママな妹なんかが登場するんじゃないかと心配だ。

BOOK「コップクラフト 3 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト(第3巻)
DRAGNET MIRAGE RELOADED

賀東招二著
イラスト:村田蓮爾
(ガガガ文庫:571円+税)
※古書を購入

名門校が麻薬で汚染されている・・・ということで、ティラナが女子高生になっての潜入捜査。まだこの世界に馴れていないティラナに務まるのか?というところだけど・・・。ティラナはどんどんロリキャラに向かって、見た目の年齢が落ちてゆく・・・。
マトバの亡き妹の件は伏線なのだろうか。一応、ティラナに話しておいたお陰で、大事には至らずに済んだけど。でも、また遺恨のある犯罪者を残してしまった。まあ、ノーバムは中ボスレベルだろう。
事件は解決したけど、いろいろ後味の悪い決着だった。ベテラン刑事のマトバにとっては、馴れた出来事かも知れないけど・・・ティラナが刑事としてひとつ大人になったということだろうか。でも、ティラナって、そんなに本気で刑事になる必要ってないように思うんだが。
ああ・・・ナポリタンが食いたい。

BOOK「コップクラフト 2 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト(第2巻)
DRAGNET MIRAGE RELOADED

賀東招二著
イラスト:村田蓮爾
(ガガガ文庫:590円+税)
※古書を購入

ティラナは異世界年齢26才、地球人的感覚では見た目が20才?18才?ということだったけど、表紙のイラストがやけに幼く感じる。
ティラナはこの世界に残り、マトバの相棒として警察で活動することになった。冒頭の逮捕劇、ティラナがいきなりボケた。環境に慣れたのか、キャラがブレたのか、少し性格がくだけてきた感じがする。その上、早くもデレはじめている気配。でも、相性は最悪のまま。
この巻は中編が2編。武器密輸事件で押収したセマーニ世界の古い棺桶・・・中には干からびた亡骸が眠る。警察の遺体安置所で復活した吸血鬼を追うお話。エロ本窃盗団を追うお話。
ティラナは、マトバの愛車クーパーSをスクラップにした上、マセラティ・クーペもお釈迦にしてしまった。ティラナは、運転すると性格が変わるタイプらしい。
ジェミーはマトバに懸想しているのかも? 複線なのかよく分からないけど・・・。

BOOK「コップクラフト DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト
DRAGNET MIRAGE RELOADED

賀東招二著
イラスト:村田蓮爾
(ガガガ文庫:600円+税)
※古書を購入

『フルメタ』が完結し、次はこの『コップクラフト』が完結に向かって動き出すらしい。続巻が出はじめたし、アニメ化されたので、第6巻まで古書を手に入れた。
太平洋上に出現した異世界につながる「ミラージュゲート」。アリアエナ島サンテレサ市・・・地球側と異世界をつなぐ玄関口。200万を超える両世界の移民が暮らしている。ちょっとわかりにくい設定・・・混沌とした都市ということだろう。
サンテレサ市警察のマトバは、「妖精」の密輸事件の捜査中、相方を失い犯人を取り逃がした。その要請を保護するため、「ミルヴォア騎士団」のティラナが異世界から派遣され、マトバと共に「いと高き妖精」の捜査に当たることになった。出会いから相性は最悪ながら、凸凹コンビが誕生した。
魔術師ゼラーダ・・・過去の戦争での因縁、相棒を殺された因縁・・・たぶん生きているだろうから、メインストーリーとして追いかけ続けていくのだろう。
「棄剣」は半分うやむやになったけど・・・母親の形見のブローチにも何か特別な意味があるんじゃないのか? マトバは、一度、wikiで調べておいた方がいいと思う。