東京都美術館 ムンク展 共鳴する魂の叫び(東京・上野公園)


仕事の前に「ムンク展」を見た。予想以上に混雑していなかった。
オスロ市立ムンク美術館からの持ち出し展。あの有名な「叫び」は複数枚描かれていて、ムンク美術館所蔵の「叫び」は初来日なので、この1点に時間を集中して、かぶりつきで見てきた。確かに、自分がイメージする「叫び」とは微妙に違う気がした。どこのどの「叫び」がそのイメージの元になっていたかはわからないけど^^;
この「叫び」ほどパロディ作品が数多く作られた作品はないと思う。パロディ作品は良く目にするにもかかわらず、実物を見たのはこれがはじめて。感想は・・・思っていたより小さいことと・・・ごにょごにょごにょ。でも、作品との相性は良かった。もう一度来日することがあったら、また見に行くと思う。時間と体力の都合で、ムンクが他にどんな作品を描いていたのか、作風を知る程度にいくつか眺めて会場を後にした。

BOOK「大英博物館展 100のモノが語る世界の歴史」図録

東京都美術館(2015年6月)と神戸市立博物館(2015年9月)で観た企画展の図録。たまたま古本屋で見つけ、安かったので購入した。新品同様の美品で、600円(税込)は買い得だった。
上野でも神戸でも、どちらも混雑していて、じっくり展示を見る余裕すらなかった。2回観たので、計40点くらいに絞り込んで、気になるものだけ順番待ちをして観たはずだけど、改めて図録を見ると、意外にもよく憶えていることに驚いた。やっぱり、実物を直に見るときの印象は強いらしい。
当日スルーしてしまった品々も改めて確認すると、スルーした理由まで思い出せた。日本人であるわたしには、やはり西洋の歴史や文化に馴染みが薄く、厳選されたであろう100点の中でピンとこないものがけっこうある。図録を読むと、その展示品にどういう歴史を語らせたかったのかが解り、なるほどなとは思う。それでもやっぱり、その展示品から感じる存在感なんかは、ヨーロッパ人のそれとは違うのだろう。こればかりは文化的背景が違うのだから仕方がない。
日本から選ばれたのは「縄文土器」。世界最古の土器文化だから、これは納得がいく。他にはないのかという気もするけど、ありそうでいて意外にない。ユーラシア大陸の端っこで、あまり世界との関わりが少ないのは確かだし・・・。
それにしても、大英博物館、行ってみたいなぁ。1週間くらい通って、じっくり見たいものだが・・・。

東京都美術館 ゴッホ展 巡りゆく日本の夢(東京・上野公園)

チケットをいただいたので、混雑覚悟で見に行った。ゴッホより、北斎の方を見たかったけど、頂き物のチケットなので仕方がない。めずらしく雨が降っていない日に来たので、入場まで30分待ち。さすがに、ビッグネームのゴッホという感じ。まあ、最近は雨が降っても降らなくても、あまり混雑具合には関係ないような気もするけど。
会場内を網羅的に見て回るほど体力も熱意もないので、とにかく人気がありそうな感じで混雑している作品にじわじわと接近して、迷惑にならない程度の時間かぶりついて次に移動という作戦。当たり外れはあったけど、2時間かけて8点ほど見てきた。でも、やはり、事前にWebサイトで作品リストをチェックしておくべきだった。日本人の印象派好きをかなり甘く見ていた^^;;
通常、こういう混雑して満足に見て歩けないとき、図録を買って、家でのんびり見ようという気になるんだけど、ゴッホクラスになると図録を買わなくても画像ならいくらでも見られるので、結局図録は買わなかった。

東京都美術館 ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション(東京・上野公園)

気温がちょっと低めなので・・・夏休み期間だから良いことは何もないだろうと思いながらも、東京都美術館の「ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション」を見に行った。JR上野駅公園口を出た瞬間に、諦めて帰ろうかとも思ったけど・・・国立科学博物館のようにチビッコが走り回るようなことはなかったけど、予想通りの混雑状況だった。
すべてを見て回る体力はないので、第1部「古代エジプト美術」ではツタンカーメン王頭部のみを見て、第2部「中国美術」は通り抜け。
第3部「日本美術」では、野々村仁清の香合と尾形乾山・尾形光琳の角皿にだけにじり寄り、後はパスして第4部「フランス絵画」に突入。1階に上がってすぐに順番待ちしてミレーの数点を見て、再び順番待ちしてセザンヌに並んでじりじりと前に出て、じわじわとゴッホの前まで進んで2点を見たところで・・・ヘトヘトになった。
次の「アメリカ絵画」をパスして2階に上がり、「版画」を数点見て、最後の「現代美術」と「シアター」には見向きもせずに会場を出た。
いつも思うことだけど、出口近くにひっそりと設けられた喫煙所がありがたい。

東京都美術館 ブリューゲル「バベルの塔」展(東京・上野公園)

朝から雨が降っていたので、いつもより混雑していないはずだと考え、東京都美術館の「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝―ボスを超えて」に行ってきた。ちなみに、雨の日に見に行くときは、折りたたみ傘で行くのがお約束。
いつものことながら、ブリューゲルという画家については何も知らない。もちろん、同時期の他の画家についてもぜんぜん知識はない。ただ、「バベルの塔」についてはそれなりに知識があるだけ。わたしの世代であれば、子どもの頃にアニメ『バビル三世』は見ていただろうから・・・たぶん、日本中のかなりの人にとって、名前を知ったのはこのアニメのおかげだと思う^^;;
予想していたより小さな絵だったけど、かなりの迫力、存在感のある絵だった。拡大したものや3DCGなども展示されていたけど、やはりオリジナルがいちばん迫力がある。まあ、素人的にはそのくらいの感想しかない^^;; 他の作品に関しては・・・。

東京都美術館 日伊国交樹立150周年記念 ティツィアーノとヴェネツィア派展(東京・上野公園)

博物館にはよく出かけるけど、あまり美術館に足を運ぶことが少ないながら、西洋絵画ではルネサンス期の作品がわかりやすくて好きだ。でも、今回は人に誘われて見に来たけど・・・自発的には見に行かなかったろうと思うので、誘いに応じて正解だった。
とはいえ、西洋絵画についての知識があるわけではないので、ティツィアーノは名前を知っていた程度。当然ながら、ヴェネツィア派の工房についてはなんの知識もない。まあ、素人的には、おかしな先入観を持たずに見た方が良いのかも知れない。
ティツィアーノの作品は少数だったけど、『フローラ』と『ダナエ』は直接、実物を見て良かったと思う。あくまでも個人的な感想だけど、『フローラ』はルネサンス時代の萌え画という感じで、まあ、ちょっと萌えた。『ダナエ』は確かにエロかったけど、18禁としてはおとなしいレベル^^;;

東京都美術館 ポンピドゥー・センター傑作展 ―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―(東京・上野公園)

2016-08-05pompidou01くそ暑い日が続いていて、いつ見に行くべきか迷いつつ、このままでは会期が終わってしまうと・・・覚悟を決めて見に行った。混雑はしていたけど、予想の範囲内。
パリのポンピドゥー・センターからの持ち出し展。1906年から1977年まで、各年ひとりの作家の一作品を厳選し、時系列で並べた内容。正直いって、わたしは西洋絵画はなじみが薄いし、現代アートに至ってはむしろ苦手ジャンルといってよい有様。せめて、わたしのような素人でも名前を知っている有名作家の作品だけでも見ようと思っていたら・・・同じようなレベルの人が多いのか、そういう作品に限って黒山の人だかりができていた^^;;
思うように作品は見られなかったけど、建築家・田根剛がデザインしたという展示空間はなかなか面白かった。ふつう、絵画の美術展の展示空間はあまり凝ったことをしないことが多いけど、この展示空間を見るだけでも、暑い中、足を運んだ価値があった^^