BOOK「泳ぎません。 2」

泳ぎません。(第2巻)
比嘉智康著
イラスト:はましま薫夫
(MF文庫J:580円+税)
※古書を購入

第2巻からがらっと構成が変わった。変わったというか、別の作品になったというか、自らスピンオフに化けたというか・・・。前巻、ちょい役として登場した新聞部の神卵太郎くんが主人公になった。神くんが、学校一の美少女小田部桜子から告白され、隣の家の小六の女の子・森美唄とプールに通って・・・と、日常系からラブコメに変わった。
それでも「水泳」という設定は変わらず、水泳部顧問の野々宮先生がおっぱい要員として登場し、前巻の水泳部員3人も再び戻ってきた。一応、神くんが水泳部に体験入部する経緯を描かれていたわけだけど・・・。
前巻からこの巻の間に、作者と担当編集者の間でなにが話し合われ、いったいどういう合意が成されたのだろう? 前巻は、特に面白いラノベではなかったけど・・・最初からこの巻を書いていたら、ふつうのラブコメとして成立していたはず。で、結末もなにもないまま、あとがきで完結が宣言されていた。典型的な「次巻で打ち切り」で辻褄を合わせ・・・なのか? わけがわからん。

BOOK「泳ぎません。」

泳ぎません。
比嘉智康著
イラスト:はましま薫夫
(MF文庫J:580円+税)
※古書を購入

綾崎八重、茂依子、榛名日唯の三人しかいない高校水泳部のグダグダだらだらの日常系ラノベ。綾崎八重が主人公らしく、彼女のモノローグで書かれている。ほぼほぼ部活の休憩時間だけしか描かれていないので、ほぼほぼみんな水着姿。八重は貧乳ながら、他の二人は巨乳ということになっている。にもかかわらず、「萌え」を一切感じないのは、あまりにも三人がゴロゴロぐだぐだで、どうでもよいことばかりペチャクチャお喋りばかりしているから。
そのお喋りが面白ければいいんだけど・・・沈黙が怖くて無理矢理作った話題を、ノリもないまま延々やっている感じ。顧問の野々宮麻美先生とかの噂話はするので、人名が上がることはあるけど・・・基本的に登場人物が少ないだけに、会話に変化もないまま最後まで行ってしまった。女子高生のふだんの会話を盗み聞きしている感じとでも喜ぶべきなんだろうか?