BOOK「私はサキュバスじゃありません 2」

私はサキュバスじゃありません 1
小東のら著
イラスト:和錆
(ヒーロー文庫:amazon:634円)
※Kindle版を購入

前巻、妙にツボにはまってしまって面白かった。この巻も【現在】【過去】を交互に繰り返す構成。
リズの通う学園にカイン一行が来て1ヶ月。秘密のダンジョンを探索しているので、半年ほどは滞在予定。勇者パーティのメンバー紹介的に、聖女メルヴィ、大戦士レイチェルのエピソードを消化試合のようにこなして・・・学園のアイナ嬢は、悪役としては健在だったけど・・・結局はお笑いネタで、ちょっともの悲しいキャラだったりする。
元勇者パーティの一員だったリズが、世間に知られていないのは・・・吟遊詩人協会から発禁処分にされていたからというのは、なるほどと頷ける。本人の記憶が消えても、他人の記憶は消えないから評判だけは一人歩きするはず。でも、リズに限っては、他人の評判すら封印されているわけだ^^;
前巻では、明かされていくリズの真実・・・色街を復活させ、カジノ街を牛耳りといった大きな話が多かったのに対し、この巻はあまりにも話が小さい。エロキャラに意外性も全くない。カインの体操着をクンカクンカして一時的に記憶と能力が戻り、魔王軍の幹部を倒してしまったという新たな設定のためだけの巻だった。

BOOK「私はサキュバスじゃありません 1」

私はサキュバスじゃありません 1
小東のら著
イラスト:和錆
(ヒーロー文庫:amazon:100円)
※Kindle版を購入

勇者パーティで魔法使いをしていたリズことリーズリンデ・・・人間ではあるけど、サキュバスの先祖返り。魔王との戦いで深手を負い、自らの魔力を費やし尽くして延命したものの、記憶と魔力を失った。その後は、国立フォルスト学園に通う女学生となっていた。
その学園へ、パーティメンバーの傷を癒やす期間、勇者一行が編入してきた。再会を果たした瞬間、リズは勇者カインに「パンツください」と口走っていた。・・・優等生として慕われていたリズだったけど、勇者パーティの一員だった頃のリズはいささか違うキャラだった・・・。
そんな、リズの本性・・・サキュバスの先祖返りとしてのエロキャラが、カインとの出会いからともに戦った過去を通して暴かれていく・・・。しかし、記憶を失ったリズには受け入れがたいエロキャラで、暴かれるたびに煩悶するという流れ。【過去】【現在】のエピソードを重ねて、わかりやすいし、なかなか凝った構成。予想外に面白かったぞ。