コミックス「空母いぶき 8」

空母いぶき(第8巻)
かわぐちかいじ、惠谷治著
(ビッグコミックス:552円+税)
※古書を購入

まずは「あたご」を守るための潜水艦戦。護衛艦「せとぎり」魚雷を受け死者2名と5名の負傷者が出たものの、尖閣三島のミサイル基地とレーダーの破壊には成功した。中国潜水艦一隻を沈めたため、中国側には150名の死者が出た。尖閣の地上部隊にも人的被害があるだろう。
しかし、それでも中国側の撤退はない。空母「広東」と新たな早期警戒管制機を投入し、病院船を伴った輸送艦隊が再び尖閣諸島で対峙した。
戦果が挙がるのはいいことだけど、やり過ぎると本格的な全面戦争に拡大する危険がある。だから、撃沈は出来ないけど、戦闘不能にする・・・。そんな中途半端な戦いで、この紛争が解決するものだろうか?

コミックス「空母いぶき 7」

空母いぶき(第7巻)
かわぐちかいじ、惠谷治著
(ビッグコミックス:552円+税)
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中国軍の侵攻目的は尖閣諸島の占拠。刻一刻と基地化を進めている。尖閣諸島と与那国島が膠着状態のまま、秋津は「事前通告後に尖閣の中国兵1,600人に総攻撃を加える」作戦を上奏。首相は苦渋の決断を下す・・・作戦決行。与那国島、多良間島の支援に第4護衛隊群と第9航空団のF-35JBも出撃。空母「いぶき」の第5護衛隊群は尖閣諸島に出撃した。航空戦力は那覇から飛べるし、防空能力のあるイージス艦は他にもあるだろうに・・・。まあ、全面戦争にしたくないという配慮はわかるけど、自衛隊に被害が出ては本末転倒だろう。
日本初の「防衛出動」発令下、マスコミは意外に従順な様子。やはり、利敵行為には気を遣っている。

コミックス「空母いぶき 6」

空母いぶき(第6巻)
かわぐちかいじ、惠谷治著
(ビッグコミックス:552円+税)
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与那国島では、対空ミサイル紅旗7の近くに島民を分散収容し、「人間の盾」が築かれた。「人命は地球よりも重い」・・・かなりのきれい事だけど、この総理もこの壁は越えられなかった。島民を戦闘に巻き込む危険性が出たため、作戦は一時中止。先発した空挺部隊が孤立してしまった。
下地島から飛び立ったC2輸送機から、走行車両、大型火器、弾薬、食料を投下する決死の物資投下作戦が実施された。高度500m、対地速度150km/hで戦闘車両のパレット投下ができるのか、すごいな。
住民の安全が第一なのはわかるけど、中国兵より自衛隊員の命を粗末にするような戦い方、意思決定のあり方に疑問を感じるな・・・。

コミックス「空母いぶき 5」

空母いぶき(第5巻)
かわぐちかいじ、惠谷治著
(ビッグコミックス:552円+税)
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尖閣諸島と与那国島、多良間島の奪還作戦。多良間島に張り付く中国駆逐艦2隻を沈めることなく、戦闘力を失わせるって・・・政治やマスコミの動きなどはそれなりに説得力のある展開だったけど、経済が全く描かれていない。中国に進出した日本企業の資産がどうなっているのか? 日本企業の株価は大暴落して大変なことになっているだろうに・・・。
本格的な戦闘になってから、さすがに都合のいいフィクションになってきた。空母「いぶき」が主役なのはわかるけど、制空権の確保に、どうして沖縄本島からの航空機支援がないんだろう? 他の海自護衛隊群は何をしているんだろう? 戦力の逐次投入は負け戦の戦法なんだけど・・・。
多良間島の中国対艦戦力と対空戦力を無力化し、与那国島への空挺部隊の降下、多良間島への揚陸部隊上陸が始まった。

コミックス「空母いぶき 4」

空母いぶき(第4巻)
かわぐちかいじ、惠谷治著
(ビッグコミックス:552円+税)
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単発的な戦闘は起きたが、いまだ全面的な武力衝突には至らぬまま・・・中国軍は占領地の陣地を強化し、対する日本は反攻戦力を沖縄に展開。空母「いぶき」を中心とする第5護衛隊群は宮古島沖に到着した。
外交交渉が続いていたが進展はなく、ついに日本政府が武力奪還を決定した。ここまでくると、しばらくは外交の出る幕はないので、戦闘シーンが続く。
地上戦での予想損耗率は5%。報道管制もなく、マスコミがリアルタイムで中継する中、那覇港から揚陸部隊が出航していった。湾岸戦争の時以上に、情報はダダ漏れ状態。マンガには描かれてはいないけど、一般市民が動画や写真をアップしまくるのが現実だろう。こういう利敵行為を処罰する法律は、幸か不幸か日本にも存在しているはずだけど・・・。
中国の早期警戒管制機「空警500」を撃墜、奪還作戦が始まった。

コミックス「空母いぶき 3」

空母いぶき(第3巻)
かわぐちかいじ、惠谷治著
(ビッグコミックス:552円+税)
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沖大東島近海で空母「いぶき」に中国軍機が攻撃を仕掛け、本格的な戦闘がはじまった。中国の空母「広東」艦載機「殲20」と海自空母「いぶき」艦載機「F-35JB」の空戦・・・数的不利にもかかわらず機体の性能差で勝利というのは、一応、スペック上のお約束だけど、こんなに筋書き通りに行くものだろうか? 自分たちに都合のいい設定で戦闘に望み、ボロ負けした旧日本帝国軍と同じ発想のように思える。そもそも、中国の兵器を侮りすぎている。アメリカの軍事産業とペンタゴンの口車に乗せられているような気がしてならない。
中国が実力行使で尖閣諸島を実効支配しようとするこのシナリオは、一時期盛んにいわれた内容だけど、アメリカの動きを物語から排除してしまったのは頷けない。かつてオバマ政権下、クリントン国務長官が「尖閣列島は日米安保の範囲内」と発言したし、せめて見た目だけでも軍を動かし、中国に圧力を加える程度のことはするはず・・・。
ようやく、登場人物たちの顔になれてきたのか、気持ち悪さが薄れてきた。

コミックス「空母いぶき 2」

空母いぶき(第2巻)
かわぐちかいじ、惠谷治著
(ビッグコミックス:552円+税)
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中国は空母「広東」を投入し、与那国島と宮古島の自衛隊レーダーサイトを攻撃。地上部隊が尖閣諸島と先島諸島の与那国島、多良間島を制圧した。日本政府は海上警備行動を発令し、訓練航海中の空母「いぶき」が急行・・・。まずは局地紛争として、日本が自力で対応に当たる。
国連の安全保障理事会へ働きかけるものの・・・。
結局、防衛出動が発令され、戦争になるわけだけど・・・リアルで、日本の総理大臣がこんな決断を速やかに下せるものだろうか? 日本政府の動き、世論、マスコミ、そしてアメリカ軍がどう反応するかわからないけど、いちばんお尻が重そうなのが日本政府だと思うのだが・・・。たぶん、野党の動きは日本降伏の一択だろうけど。