BOOK「ミニスカ宇宙海賊 12 モーレツ終戦工作」

ミニスカ宇宙海賊
12 モーレツ終戦工作

笹本祐一著
イラスト:松本規之
(朝日ノベルズ:1,000円+税)
※古書を購入

未確認船の正体は、宇宙大学の調査船キュリオシティだと判明。ところが、独立戦勝終結一週間前にもかかわらず、銀河帝国第七艦隊は介入の意思がなく・・・このままでは独立戦争が終わらない。茉莉香たちの歴史とは異なる展開・・・。
オデットⅡ世は不介入方針を撤回し、波風を立てるために帝国艦隊補給基地ポルト・セルーナに入港した。茉莉香は、帝国艦隊の介入を即すため、帝国情報部と帝国銀行に売り込みをかけた。そして、弁天丸とオデットⅡ世は、銀河帝国に宣戦布告した。
出払っている第七艦隊ではなく、統合参謀司令部に奇襲を掛け、大艦隊に追われながらたう星系に帝国軍の大艦隊を呼び込もうという作戦。
結局、セレニティ王家のご偉功とグリューエルがいなければ成り立たない作戦だった。茉莉香は腹の据わったなかなかの大人物ではあったけど、グリューエルはいつも安定感のある大物だった。さすが王家のお姫様という貫禄。
弁天丸や茉莉香に何らかの到達点があったわけではないけど、これが最終巻。あとがきに「次の作品で・・・」とあるから、このシリーズは完結したのだろう。
<完結>
でも、7月に続編の新シリーズ『超ミニスカ宇宙海賊』が出た。Kindle版が出たら読むことにしよう。

BOOK「ミニスカ宇宙海賊 11 モーレツ時間海賊」

ミニスカ宇宙海賊
11 モーレツ時間海賊

笹本祐一著
イラスト:松本規之
(朝日ノベルズ:1,000円+税)
※古書を購入

空間擾乱を調査中の弁天丸が行方不明になった。そして、弁天丸のメッセージカプセルが発見され、ステラ・スレイヤー(白鳥号)とサイレント・ウィスパーを持ってきて欲しいという、ちょっと未来の茉莉香自身からのメッセージが記録されていた。・・・ということで、サブタイトル通りにまたタイプスリップもの。茉莉香の曾祖父ちるそにあん文左衛門が出てきた。
独立戦争末期、赤色巨星ガーネットAを爆発させる宗主星軍の超新星爆弾を阻止する海賊船たち。その攻防を、歴史に介入しないように遠くから眺める弁天丸とオデットⅡ世だったが、謎の未確認船を発見し、歴史を維持するための対応を迫られる。
次の巻が最終巻だけど、この巻はその前編。
ジェニー先輩とリン部長、すごく賢いという設定だけど、ちょっとトンチンカンな気配も感じられる。でも、この巻のオチはジェニー先輩の件がちゃんと伏線になっていた。グリューエルというチートなお姫様が様々という感じ。次巻に続く。

BOOK「ミニスカ宇宙海賊 10 二隻の白鳥号」

ミニスカ宇宙海賊
10 二隻の白鳥号

笹本祐一著
イラスト:松本規之
(朝日ノベルズ:1,000円+税)
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前巻の迦陵頻伽の件のタネ明かしも、後始末の説明もなにもないまま、オデットⅡ世こと白鳥号のお話。
超光速ブースターを接続したオデットⅡ世から、ロックされたファイルが読み取れることが判明した。そんなとき、学園地下の独立戦争司令部の遺跡調査のために、ジェニー先輩が戻ってきた。オデットⅡ世の過去の戦闘記録を調査していると、目の前にもう一隻のオデットⅡ世が跳躍してきた。偽オデットを追跡中、空間擾乱に巻き込まれオデットⅡ世は120年前、独立戦争末期にタイムスリップしてしまった。・・・いままでありそうでなかったタイプスリップもの。ジェニー先輩が知りたかった調査記録の戦闘を自ら体験する流れ・・・。
120年前の世界に、サイレント・ウィスパーなんていうチートな電子偵察機を持ち込んでの追跡戦。
結末は予想できるお話だけど・・・一週間前の茉莉香たちがチョンボしたりしたら、どうなってしまうんだろう? 毎回毎回上手くいくとは限らないと思うんだけど。

BOOK「ミニスカ宇宙海賊 9 無法の御免状」

ミニスカ宇宙海賊
9 無法の御免状

笹本祐一著
イラスト:松本規之
(朝日ノベルズ:1,000円+税)
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海賊船・迦陵頻伽が行方不明になったという情報を得た直後、弁天丸は、何者かに攻撃を受けた輸送船の救難信号を受信した。救援に向かい戦闘・・・圧倒的な戦力差に、なすすべもなく弁天丸は離脱したが・・・。
ところが、救助に向かったはずが、輸送船を弁天丸が攻撃したと誤認され、私掠船免状は停止、さらに海賊船として手配されてしまった。茉莉香にも手が回ったけれど、拘束される寸前にグリューエルとともに弁天丸に滑り込んだ。
グリューエルの計らいで、弁天丸はグリュンヒルデ率いるセレニティ星系防衛軍に投降、保護されることになった。
一方、バルバルーサは謎の存在に、機体と私掠船免状を売却。その黒幕を探ろうとしていた。弁天丸はバルバルーサの奪還と、背後の黒幕に迫るため、ポルト・セルナ帝国艦隊基地に自首して出ることに・・・。茉莉香が帝国軍警察とのらりくらりやっている間に、乗組員は必死に情報戦というか諜報戦というか・・・。
弁天丸や他の海賊船は、戦争をデザインして商品化しようという陰謀に巻き込まれて・・・。巨大な組織を相手にするお話なので、これが完結に向かう展開のはじまりなのかと思ったけど・・・微妙だな。迦陵頻伽の件とか、次の巻でタネ明かしがあるのだろう。

BOOK「ミニスカ宇宙海賊 8 紫紺の戦魔女」

ミニスカ宇宙海賊
8 紫紺の戦魔女

笹本祐一著
イラスト:松本規之
(朝日ノベルズ:1,000円+税)
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茉莉香たちは、まだ髑髏星に滞在していた。グリューエルがひとり美術館を見に出かけ、誘拐?されてしまった。前巻の続きなので・・・出だしのエピソードはグリューエルだけ。ノエルという賞金稼ぎの少女と出会うためだけの、ちょっと長めの前振り。
本筋は・・・弁天丸がいつものお座敷仕事を終え、帰還の途中で救難信号を受信し、救助に向かった。しかし、遭難したはずの客船シェナンドア号とは通信不能の異常事態。弁天丸からシュニッツァー以下陸戦隊が乗り込んだところに、賞金稼ぎのノエルが。ノエルが追う賞金首が、客船を乗っ取っているという・・・その賞金首は、ジャッキー。
ジャッキーの確保はならなかったが、その行き先は茉莉香が暮らすたう星。ノエルは弁天丸に便乗して、一足早くたう星でジャッキーを待ち受けることになった。
海明星に戻ると・・・白鳳女学院がかつて宗主星の総督府で、地下は旧植民星連合の艦隊司令部だったことが判明。遺跡として残されているらしい。そんなとき、茉莉香のクラスに教育実習生としてノエルが現れた。・・・あとはノエルと協力してジャッキー退治。
この巻のストーリーは、無理矢理ねじ込んだ感じで展開がわざとらしい。ちょっと引き伸ばしに入ったのかも。

BOOK「ミニスカ宇宙海賊 7 蒼白の髑髏星」

ミニスカ宇宙海賊
7 蒼白の髑髏星

笹本祐一著
イラスト:松本規之
(朝日ノベルズ:1,000円+税)
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帝国第五艦隊が海賊相手に行った大規模演習で好成績を残した弁天丸とバルバルーサ、迦陵頻伽。海賊ミューラ・グラントからの招待を受け、海賊ギルドのある髑髏星に行って欲しいという艦隊情報部からの依頼が来た。海賊船がどう対応するか決めかねている内に、茉莉香はクーリエと情報部のナッシュの3人で、サイレント・ウィスパーで髑髏星に向けて飛んでしまった。しかも、密航皇女のグリューエルを乗せて・・・。いまさらだけど、グリューエルが無謀すぎる。たぶん、この娘はそのうちあっけなく命を落とすタイプかもしれない。
遭難信号を出していた買春船・愛の王女号を助け、女海賊ミューラのキミーラ・オブ・スキュラの出迎えで髑髏星へ。愛の女王号は、ミューラの姉・マイラの船。海賊ギルドと接触できないまま翌日になり、ナッシュが一人で行方をくらまし、キミーラ・オブ・スキュラに乗り込み出航してしまった。
ナッシュを連れてきたのは、海賊ギルドとのコネクションをつけるためだけど・・・今回は、最後の最後にちょっとしたオチがあった。ミューラとは個人的にとくに何もなかったようだし、招待状の件はこれでケリが付いたのだろう。・・・この巻は登場人物が少なかったなぁ。

BOOK「ミニスカ宇宙海賊 6 真紅の海賊船」

ミニスカ宇宙海賊
6 真紅の海賊船

笹本祐一著
イラスト:松本規之
(朝日ノベルズ:1,000円+税)
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オデットII世号と黒鳥号をドッキングしたまま、ステラ・ステイヤーの制御ステーションが七つ星共和連邦に跳躍してしまった。そこに現れた海賊船スキュラ・・・辺境の女海賊ミューラ。ジャッキーの本当のクライアント、辺境の海賊ギルド。ギリギリのタイミングで制御を奪い、近距離跳躍で脱出に成功したオデットII世号は、制御ステーションを放棄し、黒鳥号を囮にして海賊船スキュラをまき、自由貿易都市・明夜に逃げ込んだ。
自由貿易都市・明夜を出てからは本格的な艦隊戦。足の遅いオデットII世号に襲いかかる海賊船スキュラ。艦数も兵力のすべてが劣勢。勝利条件は逃げ切ることだけ。いままで何度も乗り逃げなんかを実行して、逃げだけは上手い茉莉香たち・・・どうにか時間を稼ぎ、援軍との合流に成功した。
オデットII世号は戦闘艦ではないから逃げてばかりなのは仕方がないけど、主役であるはずの弁天丸にも派手な戦闘はないし・・・そもそも、敵艦の方が強いという、爽快感とは縁遠いお話だった^^;; さらに、オデットII世号の維持管理費と税金の話はいまだ不明のまま・・・。