BOOK「転生したらスライムだった件 7」

転生したらスライムだった件(第7巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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魔王クレイマンがらみの件が片付き、次はヨウムによる新国家建設と西方聖教会への対処。
ファルムズ王国のエドマリス王を尋問・・・拷問したシオンって・・・。おかげで、ファルムズ王国との戦後処理はかなりひどいことになった。シオンはちょっと、ヒロインを逸脱してしまったかも・・・次に進化したら「悪魔」になっているんじゃないだろうか。ダークエルフの奴隷と古代文明の遺跡なんていう・・・これも伏線のひとつだろう。そういえば「天使族」なんていう伏線もあったっけ。
西方聖教会の動き・・・絶対権力者の下には腐敗した統治組織と愚かな老人がはびこっているというのはお約束事項。西方聖教会の七曜、西側諸国を陰で操るロッゾ一族、東の帝国の商人・秘密結社「三巨頭」が、ヒナタの排除とファルムズ王国の奪還に動き出した。
複数の局面が同時進行しているせいもあるけど・・・この巻も会議ばかりやっている。会議の途中で状況が変わり、さらにまた会議・・・。そして、会議で打ち合わせたのとは違う戦闘。
ついに、リムルとヒナタの一騎打ち。チート同士の戦いだと、リアリティがなくなって、逆に面白みがない気がする。戦いそのものは剣での勝負だから、描きようによっては迫力も出るんだろうけど・・・。
同時並行で進んでいたファルムズ王国の件、西方聖教会の件が意外にあっさり同時に片付いてしまった。

BOOK「転生したらスライムだった件 6」

転生したらスライムだった件(第6巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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前巻で強力な仲間が増えた。魔王クレイマンの密偵だった魔道師ミュウラン、魔王カリオンの配下グルーシス、獣王国ユーラザニアの三獣士、上級悪魔ディアブロ。そして、ついに暴風竜ヴェルドラが復活した。ついでに、魔道王朝サリオンとの国交も樹立した。
この巻、冒頭はいろいろタネ明かしというか状況確認・・・魔王クレイマンや中庸道化連、西方聖教会、神聖法皇国ルベリオスの事情。そして首謀者たちの次なる計画。リムルの今後の方針決定・・・。
「真なる魔王」への進化を狙う魔王クレイマンが、獣王国ユーラザニアの兵士と住民を虐殺するために軍を進めた。それを迎え撃つテンペスト軍。大規模転送とは、チートにもほどがある。
「魔王達の宴」の前に、いままで登場しなかった魔王たちの顔見せ。魔王ギィと魔王レオン。魔王ギィの配下・ヴェルザード・・・ヴェルドラの姉。ついでに、暴風竜ヴェルドラの兄の娘が魔王ミムル・・・姪っ子と判明。
結局、リムルが魔王として正式に認められ、フレイとラミリスが魔王を返上し、ミルムの配下となり・・・「八星魔王」体制になった。たぶん、フレイとラミリスが魔王ではなくなったことで、レギュラーキャラとして登場しやすくなったのだろう。
あとがきによると、過去最高の厚さの本になったとか。シリーズ最高ではなく、GCノベルズで最もページ数が多いのだろか。Kindle版にはページ数とかないけど・・・中身は、会議ばかりやっていた。たぶん、半分以上は会議のシーンだった。会議の多い会社はダメな会社と、リムルも認識していたはずだけど・・・。

BOOK「転生したらスライムだった件 5」

転生したらスライムだった件(第5巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:amazon:972円)
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古本が安くないので、送料を加えると新刊を買うのとほとんど差がない。なので、この巻からKindle版にした。
イングラシア王国からの帰還途中、リムルが神聖法皇国ルベリオス聖騎士団長・坂口日向に襲撃された。その決着は?・・・で、この巻だけど・・・次巻が遡ってリムルが人間の国に出かけている間の展開。
テンペストの街道建設により利権を失ったファルムズ王国が、西方聖教会を後ろ盾にテンペストに兵を進めた。その中には戦闘に特化した3人のチート持ちの異世界人たちがいた。戦いで・・・シオンを含む100人が死んだ。死者復活の可能性を求め、リムルは魔王に進化することを決心した。そのためにはファルムズ王国軍2万の大量虐殺がって、かなりエグイな。
リムルはスライムからデモンスライムへ進化、「真なる魔王」となった。ついでに、「大賢者」も「智慧之王」に進化した。ヒロインのひとりが死ぬなんてあり得ないと思ったけど、シオンがちゃんと生き返った。魂を引き継ぎ、おバカなままで。
巻の冒頭で、魔王ミリムが魔王フレイとともに、魔王カリオンを滅ぼした。魔王クレイマンの暗躍によるものらしい。リムルの次の手は、魔王クレイマンの討伐。でも、クレイマンの上に、更なる黒幕がいるらしい。

BOOK「転生したらスライムだった件 4」

転生したらスライムだった件(第4巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:1,000円+税)
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前巻でいろいろ新たな名前がたくさん上がったけれど、ケリが付かないままこの巻でもいろいろ登場してきた。神聖法皇国ルベリオス聖騎士団長ヒナタ・サカグチ・・・日本からの転生者にして、魔物の天敵。かつて、井沢静江と関係があった。
魔王カリオンの獣王国ユーラザニアとの国交を結び、武装国家ドワルゴンを国賓として訪問。テンペストが国として対外的に認められる第一歩を踏み出した。ブルムント王国・・・人間の国・・・とも国交が成立。国家建設はかなり順調に進んでいる。
さらにイングラシア王国で自由組合総帥にして転生者・神楽坂優樹と落ち合うことが出来た。そこでリムルが見たのは・・・勇者のなり損ないとしての召喚者たち。この子らを救いたい、それがシズの願いであった。で、リムルが召喚された子どもたちの先生になった。子どもたちを救うため、ウルグレイシア共和国にある精霊の棲家へ。十代魔王の一人にして精霊王女・迷宮妖精のラミリスと会い、子どもたちを救うことが出来た。・・・展開上、つながってはいるけど余談だろう。で、本来の展開は、冒頭で登場した坂口日向が最後の最後に現れて・・・本当にいいところで終わった。
リムルのモノローグが主体だから読みやすいけど・・・それにしても饒舌な小説だ。同じことの繰り返しが至る所で目に付くし、ムダな文章も多い。

BOOK「転生したらスライムだった件 3」

転生したらスライムだった件(第3巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:1,000円+税)
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前巻、ジュラの森大同盟が成り、リムルが盟主となった。さらに、以前の伏線にあったドワーフ王ドワルゴの武装国家ドワルゴンとの盟約が成り、「ジュラ・テンペスト連邦」が建国された。なぜ「嵐」なんだろう? そして町の名は「リムル」・・・。
魔王クレイマン、魔王カリオン、魔王ミリム、そして魔王フレイが会談を持った。魔人ガルミュッドによる新魔王誕生計画の後始末。新キャラとして魔王ミリムの登場といったところ。魔王たちの対立に巻き込まれていくリムル・・・。中庸道化連の魔人やら、魔王関係の新キャラがたくさん登場した。
ストーリー的には、ハーピィの巫女の予言・・・ジュラの大森林のどこかに眠る災厄級魔物カリュブディスの復活・・・。複数の魔王たちの陰謀の失敗と今後の思惑・・・。これに、魔王ミリムがやって来たことを合わせると、容易にその先が想像できてしまうわけだが・・・。
リムルたちが国家となったことで、人間の隣国との関係も描かれはじめた。魔王の問題に巻き込まれるだけでなく、人間との問題の方が大きいのかも知れない。そのための「ヨウム英雄化計画」だろう。
魔王クレイマンが敵で、魔王ミリムが味方という構図で、この先は動くらしい。

BOOK「転生したらスライムだった件 2」

転生したらスライムだった件(第2巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:1,000円+税)
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前巻、リムルは亡くなったシズを捕食して、人間への擬態を獲得した。一見美少女だけど、性別のない身体ながら・・・なんとなくヒロインらしき容姿になった・・・本来は男だけど。そしてここまで、いろいろな能力を獲得して、ますます強力で便利なチートに進化してきた。
オークの軍団がオーガの里を急襲。逃げ延びたオーガの残党を仲間に加え・・・ようやく本物のヒロインが加わった。リムルたちが新しい町を開拓しはじめて早々、魔人ガルミュッドに操られた特殊個体オークロードが、20万大軍を従えジュラの大森林に迫った。
リムルは、ドライアドのトレイニーからオークロード討伐の要請を受け、戦いを決意。リザードマンとの同盟を結ぶ・・・。アニメでは、オークロードは14話で決着がついたので、そのあたりまでのお話。
この小説で、「名付け」はユニークな設定だけど、オーク15万人に名付けしておきながら、リムルには「戸籍」という発想はないらしい。そもそも、文字が普及していないし、紙がないわけだけど・・・。紙がないということは、水洗トイレを作ったとして・・・どうするんだろう?
リザードマンのお姫様の親衛隊長は、さすがにヒロインとして囲い込みはしなかった。まあ、見た目がトカゲだからなぁ・・・というか、おっぱいがないからだな。
オークロードを影で操り、新たな魔王を生み出そうとした魔王クレイマンが次に倒すべき敵だろうか。当初の目的を考えると、最終的にリムルが魔界を統一することに成りそうだが・・・。

BOOK「転生したらスライムだった件 1」

転生したらスライムだった件(第1巻)
伏瀬著
イラスト:みっつばー
(GCノベルズ:1,000円+税)
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アニメからラノベに転進。『小説化になろう』で公開している小説に加筆修正したもの。いわゆる異世界転生ものの中でも、魔物落ちしたタイプ。最弱のスライムなのにチートというギャップ設定。基本的に主人公のモノローグで書かれていて、とても読みやすい。
37歳、童貞のゼネコン社員・三上悟。路上で後輩を通り魔から救い、代わりに刺殺され・・・異世界にスライムとして転生した、という転生もの。【暴風竜】ヴェルドラから漏れ出た魔素から生まれ出た希なスライムで、「リムル」の名をもらった。チートスキル「大賢者」のお陰でたいていのことが何とかなる都合の良い設定。【暴風竜】ヴェルドラを「捕食者」スキルで飲み込み、結界の外へ旅立った。
出会ったのはゴブリン。気がつけばゴブリンの守護者になっていた。さらに狼牙族を傘下に加えた。あとはゴブリンの村を発展させる箱庭シミュレーションゲームのような流れ・・・。
一方、魔王レオンに召喚された伊沢静江。召喚された少女のお話が描かれていた。静江(シズ)はアニメにも登場したけど、死ぬ間際の回想に圧縮されていた。にもかかわらず、この第1巻だけでアニメ8話分くらいの内容だった。