コミックス「3月のライオン 9」

3月のライオン(第9巻)
羽海野チカ著
(白泉社:486円+税)
※古書を購入

まとめ買いしたのはこの巻まで。最新巻は第13巻まで出ているようだけど・・・どうしようか・・・。
いじめ問題の事後処理。結局、高橋めぐみには、物語的な救済はないままに幕を引いた。彼女の内申書になにが書かれたのか、あるいは書かれなかったのかはわからないけど・・・。でも、この後、彼女はふつうに生きていくんだろうな。中学の時に人をいじめたという記憶なんかも、そのうちすっかり忘れて。
アニメの第2期、お祭りで白玉団子を売った後、ひなちゃんの高校受験まで半年があっという間に飛んでしまった。原作でも同じだった。受験生には文化祭もクリスマスも正月も関係ないということなんだろうけど・・・それだけ熱心に勉強したということだろうか。この巻の途中・・・ひなちゃんが高校デビューを前に髪を切ったところでアニメ第2期は終わった。
次はまだアニメ化されていない・・・ひなちゃんの高校デビューだと思ったら、なんなの? 死神・滑川七段って。縁起悪すぎるんだけど^^; 後半は名人戦だけで終わってしまった。主人公の桐山くんがどこにもいないんだけど・・・。

コミックス「3月のライオン 8」

3月のライオン(第8巻)
羽海野チカ著
(白泉社:486円+税)
※古書を購入

いきなり中扉に「メガネっ娘ひなちゃん」・・・この絵、評判が良かったのか、ずいぶん引っ張るな^^
この巻は宗谷名人との記念対局から。宗谷名人と桐山くんの過去の出会いは、なにかの伏線というには弱すぎるけど、なにか含みがあるんだろうか。
名人・・・いまは名人というと、どうしても羽生永世名人を思い描くのだろうけど、わたしの世代で名人といえば、大山康晴なんだよなぁ。羽生名人に比べて圧倒的な個性だから。でも、あのメガネは印象深いけど、メガネっ娘向きではない。
この巻は、柳原棋匠と島田さんの棋匠戦。柳原棋匠は神宮司会長と二人セットで、いつもいい味を出していた年寄りだけど・・・棋士の引退について考える重たいテーマ。桐山くんと二階堂くんが大盤解説をしているけど、添え物程度の扱い。この巻はちょっと横道に逸れた休憩というところだろうか。
川本さんっちでは・・・煮たまごと白玉だんご。ひなちゃんの将来を予感させるエピソードではあるけど、こちらも横道のご休憩という感じ。この話は、ちほちゃんの救済にもなるんだろうな。

コミックス「3月のライオン 7」

3月のライオン(第7巻)
羽海野チカ著
(白泉社:486円+税)
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まず、表紙を見て、「メガネっ娘、バンザイ!」と大声で叫ぼう。ひなちゃん、『境界の彼方』の栗山未来を彷彿させる、みごとなメガネっ娘ぶり。でも、わたしはメガネっ娘萌えではない。
ひなちゃんの修学旅行先、京都の鴨川で桐山くんがひなちゃんを見つけた瞬間、ひなちゃんはこころの中で桐山くんのことを「あなた」と二人称で表現した。いつもの「れいちゃん」ではなく。ついにフラグが立ったのかと思ったけど、そういうわけでもないんだよなぁ・・・。
でも、いじめの件は、この巻でけりが付いた。いじめにはいろんなケースがあるんだろうけど、ひなちゃんのようなケースは・・・いじめの手段、先生たちの対応など、これが一般的なんだろうか? 高橋めぐみと母親はひどい描かれ方をしていて、最後まで救いがないわけだけど・・・。
ここまでにいろいろ謎が解けて、問題が解決してきたけど・・・新たな謎もいろいろ生まれている。野口先輩たちの引退で存在が危ぶまれていた将棋科学部・・・校長や教頭、学年主任の先生たちが入部して将棋部に生まれ変わったけど、桐山くんの居場所として心地よいものなんだろうか? そして、桐山くん、あの日買った日記、毎日ちゃんと付けているんだろうか?

コミックス「3月のライオン 6」

3月のライオン(第6巻)
羽海野チカ著
(白泉社:486円+税)
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ひなちゃんへのいじめがいよいよ本格化して、暗い話になってきた。桐山くんも空回りしているとはいえ、この問題を中心にすべてが動いている。というか、桐山くんは「勝つ目的がない」などと悩んでいたけど、いまではお金目当てにがんばって、新人賞まで取る気になっている。その意味では、ひなちゃんはいじめられながらも、桐山くんの恩人であり続けているわけだ。新人王という面では、二階堂くんも恩人だけど、新人王をとったから恩返しはできているよな。
島田さん愛用の胃薬って、とても気になる。すごく効きそうだけど、市販薬だよな? 処方薬を人にあげるのは、法的に問題がありそうだし・・・。鴨川の河原で出会った桐山くんとひなちゃん、ドラマの最終回のようなシーンだけど・・・まだ何も問題は解決していない。
余談だけど・・・マンガの間に挟まっているコラムに「棋士の収入」の話があった。たぶん、現時点で桐山くんの年収は600万くらいだと想像した。新人王をとればもっといくはず。史上5人目の中学生プロ棋士という設定で、将来はタイトルにも手が届く存在だから、生涯収入は・・・。一方、プロ野球選手を目指す高橋くんは、仮にそこそこの選手になれたとして・・・。二人とも未知数ではあるけど、どちらかというと手堅いのは桐山くんかな。現役でいられる期間が圧倒的に長いから。高橋くんには、大リーガーに化ける可能性がないわけではないけど。ひなちゃん、お金で選ぶなら桐山くん、ルックスと性格で選ぶなら高橋くん、どちらを選ぶんだろうか?^^;;

コミックス「3月のライオン 5」

3月のライオン(第5巻)
羽海野チカ著
(白泉社:486円+税)
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島田さんの郷里・天童市の人間将棋。テレビニュースで存在だけは知っていた。島田さんが帰りにもらった大量のお土産が、川本家の食費を浮かせる結果に。何気に島田さんは貢献している。
春になり新学期。クラス替えで、林田先生は桐山くんの担任ではなくなってしまった。ボッチには辛いんだろうな・・・。それでも、林田先生と野口くんのおかげで、無理矢理だけど「将棋科学部」ができ、桐山くんにも友だちができた。・・・短命ではあるけれど。
そして、ついに来てしまったか・・・ちほちゃんのイジメ問題。いままで明るかった川本家に暗い影が差してしまった。でも、ちほちゃんの性格ならあり得るだろうけど、ふつう、ひなちゃんの性格ならターゲットにはなりにくいはずだけどなぁ・・・。この問題をきっかけとして、桐山くんは「人に頼られる」側を初めて経験することになる。
でも、ここがこのマンガでいちばん難しいところ。桐山くんがひなちゃんを「恩人」と呼ぶようになるシーンだけど、アニメでは今ひとつ理解できなかった。ちほちゃんにひなちゃんの対する姿勢が、昔の桐山くんの記憶に届いて恩人となった・・・桐山くんがここで救われてしまったわけだけど・・・一生かけて、ひなちゃんに恩返しをしていくことにつながるのか? これって、一種のプロポーズとも思えてしまうんだけど^^;;

コミックス「3月のライオン 4」

3月のライオン(第4巻)
羽海野チカ著
(白泉社:486円+税)
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この前の対島田戦に敗退し、桐山くんは川本さんちから足が遠のいてしまった。その分、島田さんの家に顔を出す機会が増え・・・何ともページが薄暗い^^;;
島田さんの研究会に入ったことから・・・島田さんの視点を借りて、A級棋士、タイトル戦という、桐山くんではすぐには描けない将棋の世界を扱っている。桐山くんがタイトル戦を戦うのはまだちょっと早すぎるしなぁ・・・『りゅうおうのおしごと』じゃあるまいし^^;; 将棋の駒の産地として有名な天童市とか、嬉しいけれども重たいものを背負い込んでいると・・・。
今回、桐山くんは初めて大盤解説をやったわけだけど、コミュ障レベルの桐山くんには向かない仕事。でも、実際のプロ将棋の世界は変人も多く、セーラー服で女装して解説をしたプロがいる。しかも、将棋協会をはじめとして、どこからもなんの苦情もお咎めもなかったという。最近は、きれいどころの人気女流棋士をアシスタントにして、場を盛り上げたりしているようだけど・・・。