BOOK「金刀比羅宮 こんぴらさんへの招待」

kotohiraguu.jpg金刀比羅宮
こんぴらさんへの招待
藤本義一/川村邦光他著
写真:藤田健
(筑摩書房:1,429円+税)
※古書を購入

巻頭部に藤本義一の短い随筆が載っている。藤本義一って懐かしい名前だ。巻末には数人の著者による多少まとまった解説が載っているけど、残りのページはほぼ写真をメインにしたガイドブックのような体裁。もともと100ページ強しかない薄い本なので、読む部分あまり多くはない。
それでも、興味のあった関心事については、ギリギリながら記述がわずかにあり、一応の情報は得ることが出来た。でも、完全に納得できたわけではないけど・・・。
さて、「一生に一度はこんぴら様」と江戸時代からいわれているくらいだから、仕事にかこつけて、こんぴら様にはそのうち行くことになるだろう。あまり観光をして回る余裕はなさそうだけど、こんぴら様にお参りする時間くらいはとれるはず。普通のペースで石段を登ることが果たして出来たなら・・・だけど^^;;

雑誌「日本の神社 15号 金刀比羅宮 [分冊百科]」

kotohiraguu15.jpg日本の神社 15号
金刀比羅宮
(デアゴスティーニ:562円+税)
※古書を購入

神社を巡り歩く趣味が、ないわけではない。最近はかなり怠けているけど、何かの折に神社があれば、出来るだけお参りしようとは思っている。だからといって、毎週発行される週刊誌タイプの百科事典を集めようなどとはさらさら思ってはいない。
これでも一応、仕事に資料として購入してみたわけだけど・・・思っていた以上にただのガイドブックだった^^;;
わたしがこんぴら様について知りたかったこと。それはただひとつで・・・どうして、航海・海運の神様があんな山の上にいるのかということ。一応、大物主神が四国に渡った時の本拠地とはいわれているけど、なぜこんなに内陸の山なのか・・・。
このガイドブックには触れられていないけど、奥宮からは瀬戸内海が見えるらしいから、逆に海上からも山の頂は見えるのだろう。ただ、航海の目印になるような存在感のある山とも思えないし、地図上で見る限り、瀬戸内海から見て特徴のある山とも思えない。ほんとうに、なぜなんだろう?
現地に行ってみたらわかるかも知れないけど・・・「一生に一度はこんぴら様」といわれているから、まあ、そのうち行くことになるだろう。

BOOK「江戸東京の寺社609を歩く 下町・東郊編(Kindle版)」

edo-tokyo609.jpg江戸東京の寺社609を歩く

下町・東郊編

槇野修著

山折哲雄監修

(PHP新書:amazon:667円)

ASIN:B0081BIO2G
※Kindle版を購入
最近、公私ともに、どうにもパッとしたことがないので、ここはひとつ神頼みするしかないという考えに至った^^; でも、手軽にいける範囲内で主だったところはしでに神様仏様関係のBLOGネタとして出かけていったことがあるので、どこかいいところはないかとこの本で探してみた。
あまりお寺には興味がなくなってしまったので、出かけてみようかと思える神社は少なかったけど、いくつかめぼしいところは見つかった。そのうち、暑くない日で、雨が降っていない時を見計らって出かけてみようと思う。

BOOK「日本の聖地 ベスト100」

nihonnoseichi100.jpg日本の聖地ベスト100
植島啓司著
(集英社新書:840円+税)
ISBN/ASIN:4087206395

最近は少し下火になったようだけど、パワースポットブームに便乗して出たガイドブックのような本だと思って購入したけど、いい意味で期待を裏切られた。それなりに読める情報量があり、各聖地をちゃんと紹介している。もちろん、1冊で100ヶ所の解説だから、情報量には限りがあるけど。
選ばれた100ヶ所は、読む前の予想とはかなり違っていて・・・秋葉原、中野、池袋乙女ロードなんていう予想はしていなかったけど、全般的に観光地のようなところを思い描いていたので・・・そういうものなのかと納得するしかない^^; でも、読んでみて実際に行ってみたいと思う場所がいくつかあった。決して秘境にあるわけではないので、行きやすいところもけっこうあるし、年内にも何ヶ所か出かけてみたいと思う。

BOOK「神々の明治維新」

kamigaminomeijiishin.jpg神々の明治維新
神仏分離と廃仏毀釈
安丸良夫著
(岩波新書:720円+税)
ISBN/ASIN:4004201039

かねてから、明治直後に起きた廃仏毀釈に疑問を感じていた。
どうして神仏分離令の発布で、廃仏運動が起きなければいけないのか?
徳川幕藩体制の末端組織と化していたお寺による民衆管理を配して、神祀官による天皇親政の旧来の制度に戻そうという明治政府の意図はわかるけど、民衆レベルで廃仏運動が起きる理由がわからない。その結果、多くのお寺が困窮し、あの法隆寺ですら雨漏りを修繕するお金すらなくなり仏像を手放さないといけなかったという(その結果、いまは東京国立博物館が所蔵している)。それほど、民衆の心があっという間に仏教から離れてしまったらしい。・・・江戸時代から「葬式仏教」という言い方があるくらいだから、すでに信仰のよりどころとしての意義を失っていたのかも知れないけど。
政治的なことに、そんなに民衆が政治に敏感だとは思わないのだけど・・・やはり、当時は御上の指示には過敏に反応したのかも知れない。なにせ、土葬が一般的だった時に、なんの抵抗もなく、火葬を受け入れてしまうくらいだし・・・。
考えてみれば、そういう風潮は現代にもあって、体外受精のような生命倫理に係わることを、市民レベルでろくに議論せずに受け入れてしまうし、脳死だっていつの間にか受け入れてしまった。まあ、別に反対する理由はないけど・・・本当に市民レベルの議論が行われた形跡もなく、受け入れてしまっているわけで・・・。

BOOK「石の宗教」

ishinosyuukyou.jpg石の宗教
五来 重著
(講談社学術文庫:1,000円+税)
ISBN/ASIN:4061598096

庚申塔のように、道ばたに立っている石碑について、むかしから疑問があった。というのも、私は北海道に生まれ育ったので、自分自身に原風景にはこうした石碑はない。・・・雪だるまはあっても^^;
それと並行して、「神道」とは何かという疑問も、まねてからずっと思い描き続けている。
・・・この本を読んで、まだすっきりとはしていないけど、なんとなく神道や仏教以前の、日本に古来から伝わる「民間信仰」という存在が見えてきたような気がする。
それにしても・・・東北や信州などを歩くと、道祖神や庚申塔、お地蔵様なんかが町中や町はずれに立っていて・・・自分とは関係がないけど、これが日本人の原風景なんだと思わずにはいられない。
さらに、京都や奈良を歩くと、いたるところに正体不明の巨石があったりして、歴史に対して好奇心を刺激される。
この本でも解説されている「亀石」などにも、以前、行ったことがあるけど、ホントにごく普通の民家の隣にあったりして・・・歴史の古い地域はすごいなと感心した。・・・北海道に歴史はないという意味ではないけど、日本という文化でいえばということ。
都内にも庚申塔や馬頭観音などが点在しているけど、失われてしまったものも多いんだろうな・・・。